メルカリの活用方法②

前回、手作り雑貨を販売するのに「メルカリ」を活用できるという説明をしましたが、今回はその続きになります。

メルカリで色々と検索していると「果物」が多く販売されていることに気づきます。

どれも価格が安く、買いやすいので魅力的だったりします。

実は果物は、等級による価格差が大きく、いわゆる「規格外」になると、ほとんど値段が付かないものも多くあります。

そのような商品は「道の駅」「産直市」で販売されるわけですが、どうやら、そのような商品が「メルカリ」にも流れてきているようです。

農家さんサイドからすれば、規格外で出荷価格が安価なため、配送コストを考えると販売が難しい商品であっても、「メルカリ」で一般ユーザーに販売すれば、もともと味などに問題無い商品ですから、送料込みとしても魅力的な商品になります。

これだけで商売にはならないと思いますが、処分するしかなかった規格外商品を「メルカリ」で販売することで、いくらかの収入にはなりますし、ロスは少なくなりますし、味を評価されたら正規品も売れるかもしれません。

果物のように、生産者の出荷価格と消費者の購入価格に大きく差がある商品については、「メルカリ」を活用することで色々とメリットのある取り組みができそうです。

令和3年7月31日

メルカリの活用方法①

前回、虫よけグッズの「おにやんまくん」について書きましたが、この「おにやんまくん」は入手困難で、Amazonなどで高額で販売されています。

私は釣具店で定価で購入することができましたが、ホームページを検索してみると「手作り」をしている方も多いようです。

実際、100均で材料を購入して手作りする方法を紹介しているページも多くあります。

そこで、思い出したのが「メルカリ」です。

メルカリなら販売しているだろう!と思って検索してみるとハンドメイドの「おにやんま系グッズ」が多く販売されていました。本物を持っている人間から見ても、写真で見る限りは遜色無いように見えました。

メルカリは、自宅にある「いらないもの」を販売することがメインのようですが、このような「手作りグッズ」を販売するのにも向いています。

実際に商売として「手作り雑貨を販売したい!」と思った際に、テストマーケティングとしても活用できますし、そのまま商売のひとつとしても使えそうです。

メルカリの活用方法も色々ありますので、実際に利用しながらアイデアを考えてみると良いでしょう。

令和3年7月30日

 

おにやんま型の虫よけグッズ

夏真っ盛りになり、野外で遊ぶ機会が増えています。

この4連休も廿日市市の吉和で過ごしていましたが、外でバーベキューをしたり、テーブルと椅子を持ち出して食事をしたりと、多くの時間を外で過ごしていました。

そうなると気になるのは「ハエ」「カ」「アブ」「ハチ」などの飛行昆虫です。

サンルームは床を張ったので虫が入ってこなくなり、快適になりましたが、外ではなかなか虫を防ぐことができません。虫よけスプレーも匂いが気になります。

そうした中、思い出したのがトンボの「おにやんま」の形をした虫よけです。

一時期、釣具店で発売されて大人気でしたが、飛行昆虫の天敵である「おにやんま」のリアルな装飾具を帽子などに付けて虫よけ効果を狙う商品です。

下の写真は私が持っている2種類のおにやんまグッズです。

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ふと思い出してインターネットで検索しましたが、どこも売り切れで、Amazonなどでは4~5倍の価格で販売されていました。

Amazonのコメントでは、なかなか評価が高いので効果はありそうです。

事実上、「おにやんまのおもちゃ」なわけですが、器用な方なら自作できると思います。

ちょっとしたアイデア商品ですが、規模の小さな会社であってもアイデア次第で売れる商品を開発できる好事例だと思います。

令和3年7月29日

 

小売店の商圏調査ではオフィスワーカーを知ることも重要!

小売店を営業する際には、売上の源泉となるお客様のボリュームを把握することが不可欠です。そのため、商圏(=お客様が来店する範囲)調査を行い、店舗周辺の居住者がどの程度存在しているのかを調べます。

しかし、お客様は店舗周辺に住んでいる人だけではないことがあるため、それだけでは不十分な場合もあります。

そのようなとき、商圏をより詳しく調べる方法として「経済センサス」を活用する方法があります。

経済センサスとは、日本国内全ての事業所及び企業を対象として、事業の種類や事業内容、従業者数、売上などを調査した、総務省統計局が公開している統計資料になります。

普段、見ることの無い資料ですし、初めはなかなか難しいかもしれませんが、具体的な活用方法について、国内利用率No.1の電子チラシサービスのShufoo!様で、コラムを執筆させていただいています。興味のある方はご覧いただけたらと思います。

Shufoo!コラム「小売店の商圏調査ではオフィスワーカーを知ることも重要!経済センサス」を活用して店舗運営に活かそう」

普段、目にすることのない経済センサスですが、日本全体の事業所の動向を知ることができるのはもちろん、自店の足元の事業所の動向を知ることができる、小売業者にとって有益な資料と言えます。サラリーマンやOLなど、オフィスワーカーをターゲットとしている店舗では特に有効なので、商圏調査やマーケティングの一環としてご活用ください。

令和3年7月28日

新規顧客を集客するには?

小売店や飲食店、美容室など、店舗を運営している店長・事業者であれば、誰しもが一度は頭を抱える集客。なかでも新規顧客の集客では、単に広告を打つだけではたいした効果につながらなかった、ということも少なくないでしょう。

新規顧客を獲得するには、
(1)直接働きかけを行い生活者に認知してもらう
(2)既存顧客から紹介してもらう
の2パターンが存在します。

「既存顧客から紹介してもらう」ためには、既存顧客の満足度を高めることが必要となりますが、「直接働きかけを行い生活者に認知してもらう」ためには、新規顧客の集客の効果を高める手法が必要となります。

店舗が新規顧客を集客する手法としては、従来のアナログ広告に加え、最近ではインターネットを活用した、デジタル広告や電子チラシといった集客方法が以前よりも注目を集めています。

これらの活用のポイントについての詳しい内容を国内利用率No.1の電子チラシサービスのShufoo!様で、コラムを執筆させていただいています。興味のある方はご覧いただけたらと思います。

Shufoo!コラム「新規顧客を集客する3つの方法~業種別店舗の集客方法も紹介」

新規顧客の集客は、やみくもに広告を打つだけではなかなか効果につながりません。業種や自店の特徴などを踏まえてターゲットを絞り、どのようにアプローチすると効果的であるか仮説を立て検証していく必要があります。

ポイントを押さえて、効果的な集客に取り組んでみましょう。

令和3年7月27日

顧客満足度アップを目指すには?

顧客満足度とは、顧客が商品、サービスを利用した結果、どの程度満足したかを数値化したものです。英語では「Customer Satisfaction」、省略して「CS」と呼ばれます。

日本の人口が減少する中、小売業界の競争はますます激しくなり、売上を維持することも難しい状況になっています。売上の源泉である顧客を維持し、新たな顧客を増やすためには、顧客満足度の向上が欠かせません。

店舗経営を考えるとき、お客様に来店していただくことがまず重要で、その結果が売上になるのですが、それだけでは安定した経営にはつながりません。お客様を次の来店につなげること、つまり「いかにリピートしてもらうか」が、店舗を安定して成長させるポイントになります。

顧客満足度を向上させるポイントについて、詳しい内容は、国内利用率No.1の電子チラシサービスのShufoo!様で。コラムを執筆させていただいているので、興味のある方はご覧いただけたらと思います。

Shufoo!コラム「顧客満足度アップで優良顧客を増やそう!満足度が低い要因や改善方法とは?」

顧客のニーズにお応えすることは顧客満足度の向上につながります。Shufoo!様のコラムでは、顧客満足度の調査方法や、顧客満足度を向上する方法をなどについて、事例を交えて解説させていただきました。

店舗を向上して成長させるには、常に新しいことに取り組み続ける必要があります。その手がかりとして「顧客満足度」を活用してみてはいかがでしょうか?

令和3年7月26日

O2Oマーケティングについて

最近、O2Oマーケティングという言葉を聞くことが増えています。

O2Oマーケティングとは、「Online to Offline」の略称で、直訳すると「オンラインからオフラインへ」という意味になります。

つまり、インターネットから実店舗へお客様を誘導して購買を促すためのマーケティング活動全般を示す言葉です。

これは活用するツールは違えど、根本的には、従来の「折り込みチラシから実店舗に誘導する」といった取り組みと同じものになります。

詳しい内容は、国内利用率No.1の電子チラシサービスのShufoo!様で。コラムを執筆させていただいているので、興味のある方はご覧いただけたらと思います。

Shufoo!コラム「O2Oマーケティングとは?具体的な手法と成功事例を紹介」

消費者が情報収集する媒体やメディアがインターネットにシフトにしたことに伴い、情報を発信する手法もシフトさせる取り組みなので、競合他社よりも対応が遅れると集客に大きな影響が出てきます。

Shufoo!様のコラムでは、O2Oマーケティングについて、その概要や成功ポイント取り組み事例を紹介させていただきました。

成功のポイントを押さえて、ご自身の店舗にあったO2Oマーケティングに取り組んでみしょう。

令和3年7月25日

戦場に適切な武器とは?

前回、補助金申請時の加点要素の例えで「鎧」「兜」などの「防具」について書きましたが、その流れで「武器」について書きたいと思います。

戦国時代、武士の武器と追えば「日本刀」というイメージがありますが、実際に戦場で使用されていたものは「槍」だったようです。

確かに「一番槍」という言葉は聞きますが、「一番刀」と言う言葉は聞いたことがありません。

鎌倉時代には「弓矢」が武器の主力でしたが、戦国時代には「槍」が主力になりました。これは、防具の防御力が上がったことなども影響しているのかもしれません。

織田信長の頃には、鉄砲が登場して目立ちますが、絶対的な量が足りないですし、地上でも馬上でも使用でき、刀より間合いの長い槍が重宝されるのも当然だと思われます。

また、実際の戦場では投石などもされていたので、刀による怪我よりも、投石による怪我の方が多かったかもしれません。石の場合、コストが安い上に扱いやすく、射程距離もそこそこあるので有力な武器だったようです。

補助金申請の加点要素が「防具」だとすれば、申請書や事業計画そのものは「武器」になると思います。なんとなく人から聞いたら「刀」がカッコ良いと言われるかもしれませんが、意外と「石」でも戦えるかもしれません。

武器の場合、コストと効果のバランスが大切になります。

補助金申請の準備を行う場合、コストをかける方法、コストを掛けずに自分自身で取り組む方法など、色々あると思います。刀、槍、石のようなイメージに惑わされることなく、適切な武器を選択して戦いに臨んでいただけたらと思います。

令和3年7月10日

備え無しで戦に臨むとどうなるか?

先日、支援機関からの依頼で事業者さんから補助金申請の相談をお受けしました。

ご自身で申請書を作成されていましたが、急に申請を目指した様子で、まだまだ準備が必要な状況でしたが、可能な範囲でアドバイスをさせていただきました。

ただ、結論として「今の状態では採択されるのは難しい」と説明させていただきました。

申請書の内容、事業計画については、もしかしたら徹夜してブラッシュしたら良くなるかもしれませんが、準備期間が無いままで申請を行うと多くの場合、加点を受けることができないことがあります。

補助金を申請する際、事前に「経営革新計画」「経営力向上計画」「事業継続力強化計画」などの承認や認定を受けていると加点を受けることができます。(加点の要素は補助金によって異なるので、公募要領を良くご確認ください)

加点については、極端に言えば「白紙でも点が付く」わけですから、あった方が良いのは明白です。

戦支度でいえば、「兜」「鎧」「具足」などになると思います。

どれだけ切れ味の良い刀や槍を持っていたとしても、防具を持っていなければ宮本武蔵や佐々木小次郎のような剣豪であれば無事かもしれませんが、普通、防具が無いまま戦に行けば怪我をします。

恐らく、戦慣れした武士であればあるほど、防具などの備えは万全だと思います。

補助金申請に置き換えれば、何度も補助金を申請している戦慣れした企業は、事前に加点を受ける準備をして戦に臨むと思います。

逆に、補助金を申請した経験が少ない企業ほど、事前に加点を受ける準備をせずに戦に臨むと思われます。

双方が戦場で合えば、戦いの結果は火を見るよりも明らかです。

備え無しで戦に臨むとどうなるか?を考え、勝率を上げるためにもしっかりと準備をすることをおすすめします。

令和3年7月9日

季節指数の使い方

小売業の売上高は、季節や該当月の特長によって大きく左右されます。

大雨であれば来店客数は減少しますし、一方でカップ麺や缶詰のような保存食、乾電池などは販売数量が伸びるでしょう。

また、「盆」や「年末」といった、セールスピークのある月の売上は大きくなり、催事の無い月の売上は少なくなります。これら、季節や該当月の特徴を掴む手法が季節指数になりますが、その算出方法方は下記のようになります。

◆ 季節指数の算出手法
・過去3年間の月別売上高を用意し、月別に3年間の合計と平均値を求める
・3年間の売上高合計を総月数(12ヶ月×3年)で割り、月平均を算出する。
・各月の平均値を月総平均で割り、季節指数を算出する。

過去3年間の売上から一か月あたりの月平均売上を算出し、また、3年間の月別平均売上を算出し、月別平均売上と全体から算出した月平均売上との差異を見て傾向を把握します。もし、7月の平均売上が全体の月平均売上の105%であれば、7月の売上は平均より5%高い傾向であることがわかります。

このように季節指数を算出することで、「2月は平均より売上が少ない」「8月は平均より売上が多い」と言うような、月毎の傾向がわかるので、これを「商品の発注」「在庫量の基準」「人員シフト」などに活用することが可能になります。

もし、大雨の時の指数を算出することができれば、大雨の際の発注やシフトに活用することも可能になります。さらに、算出方法を応用して、「曜日指数」を出せば、日別予算の策定に使用することもできます。

過去には売上高では無く、総労働時間から「労働時間の曜日別指数」を算出し、曜日ごとの売上平均と比較することで、曜日別の労働時間と売上が連動しているかを調べ、労働時間の負荷の平準化やコスト削減に取り組み、効果が上がったこともあります。

工夫次第で季節指数の考え方は色々な場面で活用できます。特にシフト管理や予算作成に有効なので、機会があればお試しいただけたらと思います。

令和3年7月2日