持続化補助金申請書作成ポイント⑩

持続化補助金の申請書を
作成する時のポイントの十回目、
今回が最終回です。

今回は追加公募ですから、
前回、不採択になったなど
既にある程度の申請書が作成してある
ことを前提に、少しでも点数を上げる
ことを念頭にポイントを記載します。

第一回目は「60歳以上」の方の加点ポイントについて、
第二回目は「積算根拠」について、
第三回目は「顧客ニーズ」について、
第四回目は「項目分け」について、
第五回目は「犯人を先に登場させる」ことについて、
第六回目は「わかりやすい経営分析」について、
第七回目は「図や写真でわかりやすく伝える」ことについて、
第八回目は「市場動向を調べて説得力を高める」ことについて、
第九回目は「補助事業計画書のテーマ」について
書きましたが、
最終回は「販路開拓の内容の書き方」について
での点数アップのポイントを記載します。

持続化補助金で使う補助金の内容を記載する箇所は、
補助事業計画書の「2.販路開拓等の取組内容」の箇所に
なります。

ここには補助金を使う内容を具体的に記載するのですが、
個別相談会などでお見受けする限りでは、
人によって書きぶりが大きく違う箇所でもあります。

販路開拓の内容なので、

a.ホームページの作成
・当社の新商品を紹介することを目的に
 自社ホームページを作成する。
・内容としては・・・・

などのように記載することが多いと思いますが、
わかりやすく記載するポイントとしては、
第七回目に記載した内容と同じ要領で、
「図や写真でわかりやすく伝える」ことが大切です。

特に現状から改善する場合であれば、現状の写真と
補助金で改善したいイメージ図で比較したり、
設備を導入するのであれば、設置場所の写真や図面、
カタログ記載の写真やスペックを記載したり、
看板を取り付けるのであれば看板のイメージ図を
記載したりするなど、できるだけ完成のイメージが
わかるように記載すると良いでしょう。

ホームページやパンフレットなどの記載は
難しいかもしれませんが、可能であれば完成時の
イメージ図を記載したり、それが無理であれば、
ページ数や内容などの仕様について、
きっちりと記載したら良いでしょう。

販路開拓の内容については、
「具体的に何をするのかがわかる」
ように記載することを念頭に、
可能な限り写真や図、仕様について
記載することがポイントになります。
そのまま発注書として使用できるくらいの
イメージで作成すると良いと思います。

今回、限られた期限での追加公募となった
持続化補助金ですが、セミナーのフォローの意味で
作成時のポイントを十回シリーズで掲載させて
いただきました。
ご活用いただけましたら幸いです。

また次回、正式に公募があった際には、
改めて内容を整理し直して、
また、新しい内容なども追加した上で、
補助金申請書作成のポイントを
掲載したいと思います。

平成29年5月23日