持続化補助金申請書作成ポイント④

持続化補助金の申請書を
作成する時のポイントの四回目です。

今回は追加公募ですから、
前回、不採択になったなど
既にある程度の申請書が作成してある
ことを前提に、少しでも点数を上げる
ことを念頭にポイントを記載します。

第一回目は「60歳以上」の方の加点ポイントについて、
第二回目は「積算根拠」について、
第三回目は「顧客ニーズ」について書きましたが
今回は「項目分け」についての点数アップの
ポイントを記載します。

まず、経営計画書の方については、
前回も記載しましたが、

1.企業概要
2.顧客ニーズと市場の動向
3.自社の商品やサービスの強み
4.経営方針・目標と今後のプラン

が記載項目になります。

それぞれ何を記載するかは、
記載する人に委ねられますが、
普通に生活していると、
「顧客ニーズと市場の動向」なんて文章を
記載することはありません。
余程の文章力があるか書き慣れていないと
書くことに苦労することは当然です。

そのため、どのようになるかというと、
「何を記載したら良いかわからない」
「取り留めの無い文章でわかりにくい」
「全体での整合性が合わない」
「とにかく読みにくい」
「結果として審査点が伸びない」
ということになりかねません。

それでは、どのようにすれば良いかというと、
項目を適切に分けることが効果的です。

例えば「自己紹介」を書く場合、
そのままだと書きにくいですが、
1.自己紹介
a.名前
b.性別
c.年齢
d.住所
e.出身地
f.卒業校
g.好きな言葉
h.好きな音楽
i.好きな料理
などのように項目分けすれば、
書き易い上に、読み手もわかりやすくなります。

持続化補助金の場合であれば、
「顧客ニーズと市場の動向」という記載項目を
適切に分解するとわかりやすく記載することが可能になります。

私が担当するセミナーでは、
例えば、
1.顧客ニーズと市場の動向を
a.顧客ニーズ
b.市場の動向
に大きく分けた上で、更にそれぞれを分解して、
できるだけ書き易く、また、読み手が分かり易くなるように、
「項目分けの例」を乗せたマニュアルをテキストとして使用し、
実際に記入しながら研修を進めています。

イメージとしては、

1.顧客ニーズと市場の動向
a.顧客ニーズ
イ)顧客ニーズ
ロ)取引先ニーズ

b.市場の動向
イ)業界動向
ロ)・・・・
ハ)・・・・
ニ)・・・・

のような記載方法になります。

このように項目分けすれば、
そのままよりも、かなり書きやすくなりますし、
読み手から見てもわかりやすい文章になります。
参考にして取り組んで見てください。
(※セミナーを受講された方はテキストを参照してください)

過去に採択された申請書なども参考にしながら、
どのような項目が適切かを検討しても良いと思います。

平成29年5月17日