地域に眠る魅力を活かす

仕事で出張をすることが多いのですが、
地域ならではの風習や食文化に出会うことがあります。
その地域ではあたりまえのことであっても、
外から見ると珍しく、また、価値のあるものが多くあります。

中国地方から九州地方に移動すると、
鶏を食べる機会が多くなります。
宮崎等では、鶏のタタキなどを食べますが、
大変美味です。
また、宮崎発祥の「チキン南蛮」も、
広島で食べるものよりも美味しいと思いました。
姿かたちは似ていますが、別物と感じたことを
覚えています。

数年前、宮崎の山間部で「完熟金柑」に出会いましたが、
広島で食べるものとは、まったく別物の美味しさで、
驚いたこともありました。
この金柑は、広島のスーパーで販売しましたが、
好評で、現在も継続して販売されています。

狭い国土でありながら、豊富な食文化を持つ日本。
地域ならではの味は、まだまだ眠っているように
思います。

地域の味の魅力に気づき、それを他の地域に
如何に伝えていくか。
そこに新たなビジネスのチャンスが隠れて
いるような気がします。

皆様のまわりも、一度、見渡して見ては
如何でしょうか?

 

平成21年9月18日