オランダの記憶②

風車の村「ザーンセスカンス」を後にして、アムステルダム国立美術館「ライクスミュージアム」へと向かいました。

ここにはルーベンスなど、フランドル絵画の名作が多く展示してあります。フランドル絵画とは時期が異なりますが、 レンブラントやフェルメールの作品があることで有名 な美術館です。(レンブラントやフェルメールは、一般的にはオランダ絵画と言われます)

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フェルメールの作品は世界で30点程しかないと言われていますが、ここにはそのうちの4作品が展示 してあります。しかし、残念ながら作品のひとつ「恋文」が展示しておらず・・・ (後日、兵庫県立美術館で開催されたアムステルダム国立美術館展で見ることができました)

いささかショックを受けながらも、 素晴らしい数々の作品を観て、美術館を後にしました。

まだ夜には時間があるので、ゴッホ美術館へも足を伸ばしました。既に時間は夕方で、1時間弱しか見学の時間は残されていないので、足早に回ることに。もともと特別ゴッホが好きなわけではありませんでしたが、これだけ一度に作品をみると圧巻でした。興味の無い方でも、アムステルダムに行かれたらぜひ、立ち寄られることをおすすめします。

ゴッホ美術館の館内をウロウロしていると、私を見つめる視線が・・・!

視線の主に覚えはない・・・が、オランダでは珍しい東洋人。

どこかで観たことのある青いユニフォーム

丁度そのころ、近隣国でサッカーの試合があり、日本代表の応援に駆けつけたサポータの方でした。オランダに来てみたものの、日本人がいなくて心細かったようです。

ひとしきり盛り上がったあと、別れましたが、お名前や連絡先をお聞きしておけば良かったと後になって思いつきました。

ゴッホ美術館を出るともう夕方・・・あれ? まだ明るい。
そう、オランダは北にある国なので、季節によっては昼間が長いのです。太陽が沈むのは22時くらい。その時の時計は18時を指していましたが、15時頃のような日差しでした。時間の感覚を把握しておけば、時間を有効活用することができることに気付きました。

オランダへ来た初日。いろいろ回れて充実した一日でした。

2日目は、朝から列車に乗って「ハーグ」と「デルフト」へ向かいます。

平成21年12月28日