商品価値の伝え方④

商品価値の伝え方③では、

「商品価値を伝えるためには、用途と使い方をしっかりと伝える」

ということついて説明してきました。
これは、「その用途や使い方が良くわからない商品が、
意外と多いので、情報として明確に伝えることで、
商品の価値が良く伝わる」ということになるでしょうか。

更に、効果的に商品価値を伝えるための情報について、
考えてみたいと思います。

実は、これが商品価値を伝える上で、最も基本であり、重要な情報になります。
それは、「他の商品との違いを説明する」ことです。

21世紀の世の中において、この世に類似品が存在しない商品は、残念ながら
ほとんどありません。まして、中小企業が開発する商品であればなおさらです。
つまり、どのような新商品であれ、通常の顧客が認知している類似品は必ず
存在するといっても過言ではありません。

商品の「価値」は、商品そのものが持つ「魅力」といえますが、それを図る
モノサシは、類似品といえます。類似品と比較しなければ、価値はわかりません。
カップラーメンは、ラーメンに対して利便性があることが価値ですし、逆を
言うならば、ラーメンはカップラーメンに対して、味の良さや雰囲気の良さ
が価値になるかもしれません。どちらが良い悪いではなく、顧客がどちらに
価値を見出すかがポイントになります。

類似品と比較するには基準を設定する必要があります。
例えば、食品であれば、代表的な基準である「味」や「原料」のほか、
「価格」「鮮度」「品質」「衛生」「量」「加工形態」「加工方法」「カロリー」
「添加物」「生産場所」「生産方法」「便利さ」「包装」「非冷要冷」「期限」
など、様々な面で比較できる基準があるハズです。
食品そのものではありませんが、「デザイン」「知名度」も比較することが
可能です。商品の持つ「歴史的背景」や「エピソード」などもあります。

商品価値を伝えるには、その商品の特徴を捉え、類似品や競合商品と
比較することで、その魅力を引き立てることのできる基準を選択し、
情報を発信することが有効になります。
商品の持つ情報は多くあります。限られた情報発信の機会の中で、
如何に、最も有効な情報を選択できるかが鍵になります。

しかしながら、他の商品との違いがわからない情報を発信している
商品が多く見受けられます。単に「美味しい」「新鮮」と書かれていても、
顧客にはなかなか伝わりません。この場合は、「何故、美味しいと言え
るのか?」「何故、新鮮なのか?」が、他の商品と明確に説明できなく
ては、商品価値は伝わりません。

商品価値を伝える情報を考えるには、以上のことを参考に、
「一言で、他の商品との違いを説明するには?」
ということについて考えてみては如何でしょうか?

 

まとめ:商品価値の伝え方④

「商品価値を伝えるためには、他の商品との違いを一言で説明する」

 

平成21年8月18日