補助金は申請して採択されるだけで終わりではありません

新型コロナウイルスの影響もあり、多くの補助金の公募が始まっています。そうしたことから「この機会にチャレンジしてみよう!」という事業者様も多いのではないでしょうか?

基本的には(収益納付がある補助金もありますが)返還する必要が無く、有効に使うと効果的な補助金ですが、気を付ける点としては、まず、「申請に手間や時間、コストが掛かる」というものがあります。補助金申請書や事業計画書を作成する経験が少ないと、なかなか作成することができず、時間も掛かります。コンサルタントなどに依頼する方法もありますがコストが掛かります。

補助金の申請については、商工会や商工会議所などの公的な支援機関に相談する方法もありますし、それらの支援機関が開催するセミナーなども多く開催されています。今まで支援機関に相談したことが無い事業者様も多いとは思いますが、補助金などに興味がある方は、一度、相談してみては如何でしょうか?どこの町にも支援機関は設置されています。

また、補助金については「申請書を作成する」だけではなく、事業終了後に「報告する」という作業が伴うものも多くあります。実際、補助金が採択され、設備投資などを行って実績を上げた事業者様から、「こんなに手間と時間が掛かるなら申請しなければ良かった」というお声をお聞きすることも少なくありません。

補助金を申請する際には、その後の報告まで考えて検討することをおススメします。

令和3年4月3日