令和3年夏~今年の夏は猛暑?冷夏?どちらでしょうか?

4月に入り、気温がどんどん高くなってきました。ゴールデンウィークはかなり暑くなるのではないでしょうか?

さて、毎年、この時期には「今年の夏の気温はどうなるか?」の情報を集めて、対策の検討を行います。気温の暑さ、雨の多さや少なさは、小売業やサービス業を中心に客数の多寡に大きく影響しますし、当然、それは商品を供給するメーカーサイドにも影響してきます。はたして、今年の夏はどのような天候になるのでしょうか?

夏や冬の天候を予測する方法として「エルニーニョ現象」「ラニーニャ現象」を見て判断するというものがあります。

エルニーニョ現象が発生した時は「冷夏」「暖冬」になる傾向が高くなりますが、ラニーニャ現象の場合はその逆で「猛暑」「厳冬」になる傾向が高くなると言われています。また、ラニーニャ現象の場合は、夏には雨が多くなる傾向があり、冬には記録的な豪雪になることもあるそうです。

気象庁の4月9日現在の予測を見ると、2020年夏から始まったラニーニャ現象は弱まりつつあり、春の間に終息する可能性が高い(80%の確率)と予測しています。エルニーニョ現象になる確率も低いので、今年の夏についてはエルニーニョ現象でもラニーニャ現象でもない「平常」という予測(70%の確率)になっており、平年並みの気温になると予測しています。

ただし、「平年並み」といっても、夏の気温は昔よりも高くなっていますので、「暑い夏」になることは間違いないでしょう。「平年並みよりやや暑いくらい」と思っておけば良いと思います。詳しい内容は下記の気象庁のページをご確認ください。

「気象庁HP~エルニーニョ監視速報No.343(令和3年4月9日)」

また、夏場の降水量ですが、梅雨の時期の降水量は、気象庁の予測では「降水量は平年並か多い見込み」となっています。水不足にはならない感じでしょうか。

天候の変化は、小売業の売上や仕入れに大きく影響を与えます。エルニーニョ現象でもラニーニャ現象でもない「平常」という予測なっており、逆に判断が難しい面もありますが、天気予報に注意しながら、早め早めの準備に取り組み暑い夏を乗り越えましょう!

令和3年4月27日