戦場に適切な武器とは?

前回、補助金申請時の加点要素の例えで「鎧」「兜」などの「防具」について書きましたが、その流れで「武器」について書きたいと思います。

戦国時代、武士の武器と追えば「日本刀」というイメージがありますが、実際に戦場で使用されていたものは「槍」だったようです。

確かに「一番槍」という言葉は聞きますが、「一番刀」と言う言葉は聞いたことがありません。

鎌倉時代には「弓矢」が武器の主力でしたが、戦国時代には「槍」が主力になりました。これは、防具の防御力が上がったことなども影響しているのかもしれません。

織田信長の頃には、鉄砲が登場して目立ちますが、絶対的な量が足りないですし、地上でも馬上でも使用でき、刀より間合いの長い槍が重宝されるのも当然だと思われます。

また、実際の戦場では投石などもされていたので、刀による怪我よりも、投石による怪我の方が多かったかもしれません。石の場合、コストが安い上に扱いやすく、射程距離もそこそこあるので有力な武器だったようです。

補助金申請の加点要素が「防具」だとすれば、申請書や事業計画そのものは「武器」になると思います。なんとなく人から聞いたら「刀」がカッコ良いと言われるかもしれませんが、意外と「石」でも戦えるかもしれません。

武器の場合、コストと効果のバランスが大切になります。

補助金申請の準備を行う場合、コストをかける方法、コストを掛けずに自分自身で取り組む方法など、色々あると思います。刀、槍、石のようなイメージに惑わされることなく、適切な武器を選択して戦いに臨んでいただけたらと思います。

令和3年7月10日