私の志集⑤

新宿西口の「あの柱」の近くで、ついに「私の詩集」を販売している人に話かけることができました。

「志集を一冊ください!」と私が言うと、「私の志集」の方は驚いたような表情で「はい!」と答えてくださいました。

鞄の中からゴソゴソと「志集」を出すと、過去のバックナンバーと合わせて説明していただけました。

当たり前ですが、お話をすると普通の方でした。

志集を読んでみると、内容もなのですが、いつから志集を販売しているのかなど、いろいろなことがわかりました。

どうやら、この時点で20年以上!志集を製作して販売されているようでした。

販売物ですので、内容についての説明は差し控えますが、内容的にはメッセージ性を感じたり、私の地元の広島に関係するような感じもしました。

やはり「詩集」と言うよりは、「志集」の方が適切な気がしました。

志集を購入してから、今現在で17年が過ぎてしまいましたが、ネットで見る限りでは最近まで活動を続けられているようでした。今は新型コロナもあるのでどうなっているのかわかりませんが・・・

恐らく、30年以上、東京のどこかの空の下で志集を販売されているのだと思いますが、決して儲けるためにしていることでは無さそうですし、楽な仕事でも無いですし、費やした月日の長さを考えると、やはり、何かの「志」を感じます。

しばらく東京に行っていませんが、また、機会があれば新宿駅西口の「あの柱」に出掛けてみたいと思います。

ネットで検索すると、私の志集の方とお会いした人は「10年前に見た時と変わらない」ようなことを書いていることが多いです。これは、私も感じたことですし、ちょっとした伝説になった要素の一つだと思います。

新型コロナウイルスもあって、もう販売されていないかも知れませんが、いつまでも「志」を続けて欲しいな・・・と思っています。

令和3年9月9日