令和3年度~今年の冬は暖冬?厳冬?どちらでしょうか?

11月に入り、気温がどんどん低くなってきました。なんとなく冬は寒くなうような気がします。

さて、毎年、この時期には「今年の冬の気温はどうなるか?」の情報を集めて、対策の検討を行います。気温の低さ、雪の多さや少なさは、小売業やサービス業を中心に客数の多寡に大きく影響しますし、当然、それは商品を供給するメーカーサイドにも影響してきます。はたして、今年の冬はどのような天候になるのでしょうか?

夏や冬の天候を予測する方法として「エルニーニョ現象」「ラニーニャ現象」を見て判断するというものがあります。

エルニーニョ現象が発生した時は「冷夏」「暖冬」になる傾向が高くなりますが、ラニーニャ現象の場合はその逆で「猛暑」「厳冬」になる傾向が高くなると言われています。また、ラニーニャ現象の場合は、夏には雨が多くなる傾向があり、冬には記録的な豪雪になることもあるそうです。

気象庁が発表した11月10日現在の予測を見ると、2020年夏から始まったラニーニャ現象は2021年の春には一旦終息しましたが、その後、夏以降はラニーニャ現象が強まっており、今後、冬の終わりまでラニーニャ現象が続く可能性の方が高いと予測しています。

2021年11月~2022年3月までは概ね80%の確率で「ラニーニャ現象」と予測されているので、予測としては「ほぼ間違いない」と思われます。

ラニーニャ現象の場合、冬は「厳冬」になりますから、今年の冬は雪が多い厳しい寒さになることが予想されます。

詳しい内容は下記の気象庁のページをご確認ください。

「気象庁HP~エルニーニョ監視速報No.350(令和3年11月10日)」

天候の変化は、小売業の売上や仕入れに大きく影響を与えます。今年の冬はラニーニャ現象で厳冬になる予測なので、まずは冬物商材を品切れしないように注意することはもちろん、店舗でも大雪対策を行うなど、事前の準備を行う必要があります。天気予報に注意しながら、早め早めの準備に取り組み厳しい冬を乗り越えましょう!

令和3年11月19日