持続化補助金申請書作成ポイント③

持続化補助金の申請書を
作成する時のポイントの三回目です。

今回は追加公募ですから、
前回、不採択になったなど
既にある程度の申請書が作成してある
ことを前提に、少しでも点数を上げる
ことを念頭にポイントを記載します。

第一回目は「60歳以上」の方の加点ポイントについて、
第二回目は「積算根拠」について書きましたが、
今回は文章面での点数アップのポイントを記載します。

まず、経営計画書の方については、

1.企業概要
2.顧客ニーズと市場の動向
3.自社の商品やサービスの強み
4.経営方針・目標と今後のプラン

が記載項目になります。

もちろん、全ての項目について、
手直しを行うことになりますが、
個別相談など短時間でアドバイスする時には、
私の場合、「2.顧客ニーズと市場の動向」の
項目についてアドバイスを行います。

経営計画書といっても、最終的には補助金を使うことが
目的になるので、経営計画書から補助金までのストーリーが
スムーズに繋がると読み手である審査員がわかりやすくなります。

「わかりやすい」文章は、「取り組みが納得できる」「実行できそう」
という判断に繋がるので、審査点が上がる可能性もあるでしょう。

経営計画書の中で、補助金までのストーリーに最も
密接にかかわるのは「2.顧客ニーズと市場の動向」になります。

経営計画書の「2.顧客ニーズと市場の動向」の箇所に、

a.「商圏内の高齢化が進む」と書いてあれば、
補助金の「高齢者向けのリニューアル」に繋がりますし、

b.「海外からの問い合わせが増えている」と書いてあれば、
補助金の「外国語に対応したホームページの作成」に繋がります。

顧客ニーズに応える内容として補助金を活用するように
記載していれば「顧客ニーズに応える=売上が上がる」と判断できますし、
逆に、顧客ニーズにまったく関係ない内容で
補助金を使うように記載されていれば、
「なんで補助金を使うんだろうか?」
「効果が出る取り組みなんだろうか?」
「ただ、何かを購入したいだけなんじゃないだろうか?」
という評価になり、評価点としては低くなる可能性があります。

経営計画書の見直しを行う際に、
参考にしていただけたらと思います。

平成29年5月16日