持続化補助金申請書作成ポイント⑧

持続化補助金の申請書を
作成する時のポイントの八回目です。

今回は追加公募ですから、
前回、不採択になったなど
既にある程度の申請書が作成してある
ことを前提に、少しでも点数を上げる
ことを念頭にポイントを記載します。

第一回目は「60歳以上」の方の加点ポイントについて、
第二回目は「積算根拠」について、
第三回目は「顧客ニーズ」について、
第四回目は「項目分け」について、
第五回目は「犯人を先に登場させる」ことについて、
第六回目は「わかりやすい経営分析」について、
第七回目は「図や写真でわかりやすく伝える」ことについて
書きましたが
今回は「市場動向を調べて説得力を高める」こと
での点数アップのポイントを記載します。

記載項目の、「2.顧客ニーズと市場の動向」については、
しっかりと顧客ニーズを記載することはもちろんですが、
市場の動向についても、しっかりと記載する必要があります。

市場動向を記載する時に、
単に「市場が伸びている」とか
「高齢化が進んでいる」のように書くよりも、
統計資料などを使ってしっかりした情報を
記載することで、より、説得力が高まります。

市場動向を調べる際に参考にする資料としては、
代表的なものとして下記のようなものがあります。

a.業種別審査事典・・・業界動向がわかります
b.市場情報評価ナビ(MieNa)・・・商圏の状況がわかります
c.家計調査年報・・・一世帯当たりの支出や市場規模がわかります

業種別審査事典や市場情報評価ナビは、商工会等で
契約していて利用できる場合もありますし、
それができないようであれば、大きな図書館で
利用できる場合もあります。
家計調査年報については、統計局のホームページから
検索されたら便利だと思います。

また、もうひとつおススメの情報としては、
博報堂生活総合研究所が公開している
「生活定点」があります。

これは、博報堂生活総合研究所が実施した、
過去24年にわたる定点調査の結果です。
生活者観測データ約1,500項目が公開されています。

食に関する動向や社会意識、暮らし向きなど、
多様な項目が調査されています。

申請書や事業計画などの作成にも使えますし、
ビジネスのアイデアを考える時の参考にもなります。
ぜひ、参考にしていただき、説得力のある資料づくりに
役立てていただけたらと思います。

平成29年5月21日