持続化補助金申請書作成ポイント⑦

持続化補助金の申請書を
作成する時のポイントの七回目です。

今回は追加公募ですから、
前回、不採択になったなど
既にある程度の申請書が作成してある
ことを前提に、少しでも点数を上げる
ことを念頭にポイントを記載します。

第一回目は「60歳以上」の方の加点ポイントについて、
第二回目は「積算根拠」について、
第三回目は「顧客ニーズ」について、
第四回目は「項目分け」について、
第五回目は「犯人を先に登場させる」ことについて、
第六回目は「わかりやすい経営分析」について
書きましたが
今回は「図や写真でわかりやすく伝える」こと
での点数アップのポイントを記載します。

第三回目の時に、「2.顧客ニーズと市場の動向」について
しっかりと記載する重要性について書きました。
これは、経営計画書の中で、補助金までのストーリーに最も
密接にかかわるのは「2.顧客ニーズと市場の動向」だからです。

顧客ニーズや市場動向に対応するように、
経営計画の方向性が導き出され、補助金を活用する計画に
なっていれば、読み手である審査員が読んでも、
「わかりやすくて納得できる」申請書になると思われます。

さらに、わかりやすくする方法としては、
「2.顧客ニーズと市場の動向」を記載する際には、
よりわかりやすくするために、図や写真を活用することが
効果的と思われます。

例えば下記のような内容と写真では如何でしょうか?

入口に段差があるのでバリアフリー化するという
ストーリーであれば、実際の段差の写真を。

問題点があって店舗改装するのであれば、
実際の現状のレイアウト図面や店内の写真を。

通路が狭くて車椅子のお客様が通れない
のであれば、実際の狭い通路の写真を。

地域内の高齢化が進んでいるのであれば、
実際の統計資料やグラフを。

パッケージの見直しが必要なのであれば、
現状の問題のあるパッケージの写真を。

写真や図があればかなり具体的で、
読み手がイメージすることが可能になります。

その他、写真や図を使う箇所としては、
「1.企業概要」
「3.自社の商品やサービスの強み」
の項目についても効果的と思われます。

文字でしっかり説明をしても、
なかなか読み手に伝わらないようであれば、
写真や図を巧く活用することをオススメします。

平成29年5月20日