持続化補助金申請書作成ポイント⑥

持続化補助金の申請書を
作成する時のポイントの六回目です。

今回は追加公募ですから、
前回、不採択になったなど
既にある程度の申請書が作成してある
ことを前提に、少しでも点数を上げる
ことを念頭にポイントを記載します。

第一回目は「60歳以上」の方の加点ポイントについて、
第二回目は「積算根拠」について、
第三回目は「顧客ニーズ」について、
第四回目は「項目分け」について、
第五回目は「犯人を先に登場させる」ことについて
書きましたが
今回は「わかりやすい経営分析」を意識すること
での点数アップのポイントを記載します。

経営分析というとSWOT分析などを思い浮かべる方も
多いと思いますが、持続化補助金の申請書には
SWOT分析を記入する欄はありません。

しかし、考えてみると
経営計画の記載項目に当てはめることができます。

1.企業概要・・・内部環境なのでS(強み)かW(弱み)
2.顧客ニーズと市場の動向・・・外部環境なのでO(機会)かT(脅威)
3.自社の商品やサービスの強み・・・内部環境のS(強み)
4.経営方針・目標と今後のプラン・・・SWOT分析から導き出した方向性

例えば、このようになるでしょうか?

無理やりSWOT分析をする必要はありませんが、
「4.経営方針・目標と今後のプラン」最初の方に、
1~3の項目を経営分析したまとめとして、
SWOT分析を記載しても良いと思います。

経営方針や今後のプランは、経営分析の結果、
導き出されるものなので、SWOT分析との相性は
良いですし、読み手である審査員に対して、
キチンと分析して導き出した方向性であることを
アピールすることもできるでしょう。

また、審査員は支援機関や金融機関、
専門家などが担当していると推測できますが、
それらの人はSWOT分析は飽きるほど見てきている
ハズですから、一目見れば内容を理解して
いただけると思われます。
SWOT分析は「専門家の共通言語」と
行っても過言では無いでしょう。

相手の得意な記載方法を用いることも
わかりやすい申請書を作成する上での
ポイントと言えるでしょう。

平成29年5月19日