衛生管理に注意する季節になりました

6月に入り気温が上がってきましたが、毎年、この頃になると食中毒事件などが発生し、衛生管理に関する消費者意識が高くなっています。

企業様からも、「衛生管理」や「クレーム対応」などについてのご相談や研修のご依頼を受けることが多くなっています。

これら「衛生管理」「クレーム対応」と言ったテーマは、会社の存続を左右するほどの影響力があるものの、専門性が高い領域であり、またネガティブなイメージがあったり、予算的に難しかったりと、満足できる取り組みがされていないことが多いようです。

「衛生管理」や「クレーム対応」というと、その取り組みは複雑そうではありますが、実は整理するとパターンが見えてきます。自社で取り組むべき衛生管理の内容やクレームの発生理由やその原因、対応を整理することで、効率的に取り組むことが可能になることが多くあります。

また、そもそも「衛生管理」や「クレーム対応」について、取りあえず取り組んでいるだけで、カタチだけで終わっている例を良く目にします。管理者から現場の担当者に至るまで、本質的な内容を理解して、誠実に取り組むことが大切です。

地方のテレビ局の番組で多いですが、中小企業の食品工場へのテレビの取材で、経営者の方が白衣を着ずにスーツのまま工場に入ったり、工場で働く人達がマスクや帽子をキチンと被っていなかったりする様子を見かけることがあります。

取材の時だから特別・・・という言い訳があるのかも知れませんが、テレビを見ている消費者の方は特別とは見てくれません。

普段から衛生管理ができてない会社と認識される可能性も十分あります。衛生管理への意識が高まっている時期だからこそ、今一度、気を引き締めなおす必要があるのではないでしょうか。

令和3年6月11日