師の言葉⑤

広野先生の言葉の5回目となります。

広野先生には、研修や会議の企画などについても色々とアドバイスをいただいていました。

色々な企画を立てても、「あたりまえすぎたり」「逆に壮大で難しそうだったり」と、なかなか先に進みません。

そんな時、広野先生はきまってタバコの火を消しながら、「いきなり大きなことをしようと考えなくても良いと思うよ。企画でも商品開発でもだけど、小さく生んで、大きく育てるように考えたら良いんじゃないかな。まずは生まないと何も始まらないよ」とニッコリと微笑みかけてくれました。

続けて、「あど、どうやって育てるのかはしっかりと考えとかないとね。そこからが本当の仕事だよ」と付け加えることも忘れません。

今の仕事を始めてからは、商品開発の支援をさせていただいたり、売場改善のお手伝いをさせていただくことが増えましたが、そのような時、必ずこの言葉を思いだします。

そして、行き詰っている時には、少しだけ広野先生の真似をしながら「小さく生んで大きく育てるように考えてみませんか?」という話をさせていただきます。

まだまだ広野先生ほど上手には話せませんが、いつかは話せる日が訪れるかもしれませんね。

令和3年11月5日