事業再構築補助金についての所見

先日の事業再構築補助金の第三回の採択結果を見ての所見です。

第二回と同じように、通常枠の採択率は40%程度、緊急事態宣言特別枠の採択率は70%強となりました。

通常枠と緊急事態宣言特別枠とでは、もはや別の補助金と言ってよいほどの採択率の差があります。

難易度が大きく異なるので、事業者様自身で作成するにしても、専門家に依頼するにしても注意が必要ですね。

また、採択の中身を見てみると、どうしても「王道の内容」は採択されやすいと思います。

王道と言うのは、「コロナで困っているから、どうしても新しいことに取り組む必要がある」という内容になると思いますが、「もともと取り組みを考えていたが、補助金が使えるなら申請してみよう」という感じで申請書を作成する場合は、どうしても説明が多くなり、「こじつけ」のように見えてしまうとおもいます。

説明を多くしなければ伝わらない取り組みより、シンプルで説明が少なくても伝わる取り組みの方が採択されやすい気がします。

次回、第四回目がどのような結果になるかわかりませんが、様子を見ておきたいと思います。

令和3年12月10日