トマトの美味しい季節

トマトの美味しい季節は「夏」と思われがちですが、実は今の時期が美味しいと言われています。

トマトの原産地は南米のペルーと言われていますが、アンデス山脈は涼しいので、日本の夏は暑過ぎます。日本の夏は暑く、トマトの成長も早くなるので、どうしても水分が多くなってしまいます。

とはいうものの、夏場は収穫量も多く、冷たく冷やしたトマトが食べたくなる季節ですから、小売店の売上構成も高くなります。そうなると、「実は夏より春の方がトマトは美味しいんですよ!」とは、売場でPRすることは逆効果になりそうで難しい気もします。

少なくとも、夏の拡販期に向けて、春先にはしっかりとトマトの試食などを行って、美味しい味のイメージを訴求する方法はありそうです。

青果物には旬がありますが、「収穫量が多い時期」「味が美味しい時期」などには差異があります。旬の特徴をしっかりと把握して、効果的に訴求することができれば、様々な提案に活かすことができそうです。

令和3年4月11日