椅子取りゲームで考えるマーケティング①

私はマーケティングの研修を行う際に、椅子取りゲームの話をすることがあります。他にもパターンはいくつかあるのですが、比較的、説明が簡単で、理解もしていただきやすいようです。

広辞苑で椅子取りゲームを調べてみると「人数よりも少ない数の椅子を多数の人が取り合うゲーム。並べた椅子の周囲を多くの人が回り、合図で一斉に座る時、席のなかった人が抜ける。順次椅子を減らして行き最後に残った人を勝ちとする。」と記載してあります。皆様の認識とあっていますでしょうか?時々、フルーツバスケットなどと勘違いする方もいらっしゃいますし、大人にとってはかなり過去に経験したゲームになるので思い出すのに時間が掛かるかも知れません。

私は幼稚園の頃、背が低かった(今もですが・・・)こともあり、椅子取りゲームが苦手でした。しかし、椅子取りゲームは「席のなかった人が抜けるゲーム」ですから、早く負けてしまうと面白くありません。そのため、なんとかして生き残る方法を考えました。

みなさんなら、「椅子取りゲームに勝つ方法」をどのように考えるでしょうか?

一応、椅子取りゲームでマーケティングを考えていくのですが、ここではマーケティングは忘れて童心に帰り、幼稚園の頃を思い出して「椅子取りゲームの禍勝ち方」を考えてみましょう。

何回かに分けて説明をしていきますので、順番に読んでいただけたらと思います。

令和3年5月1日