椅子取りゲームで考えるマーケティング③

「椅子取りゲームで考えるマーケティング」の3回目になります。

前回の最後に、幼稚園時代の私が「椅子取りゲームに勝つために別のパターンを考えた」ことについて書きましたが、さて、どのようなパターンを考え出したのでしょうか?

前回、説明した一つ目のパターン「椅子に如何に近づくかを考える」、二つ目のパターン「如何にライバルとの競争に勝つかを考える」は、それなりに効果は出るのですが、「誰でも思いつく」ので直ぐに通用しなくなってしまいます。そのため、幼稚園時代の私は別のパターンを考えることにしました。

新たに考えた、最初の別のパターンとしては「自分より足の遅い子の近くの場所を確保する」があります。私は背が低く足も遅かったのですが、自分より小さくて足が遅い子もいましたし、自分より大きくても足が遅い子もいます。普段のかけっこや鬼ごっこで「足の速い人」「足の遅い人」を把握しておき、椅子取りゲームの時には「自分より足の遅い子の隣のポジションを確保」すれば、競争に勝って椅子を確保する可能性が高くなりました。

このパターンは新しいようですが、前回説明した二つ目のパターン「如何にライバルとの競争に勝つかを考える」に含まれる内容になります。「戦う相手を絞り込んで、優位なポジションで戦う方法」と言い換えても良いでしょうか。

しかし、この方法もしばらくするとバレてしまい、「私より足に速い人が自分の近くに寄ってくる」という事態に陥ってしまいました。そのため、別の方法を考え、それを見つけだすことができました。

みなさんなら、「椅子取りゲームに勝つ新たな方法」をどのように考えるでしょうか?

令和3年5月3日