椅子取りゲームで考えるマーケティング④

「椅子取りゲームで考えるマーケティング」の4回目になります。

幼稚園時代の私が椅子取りゲームに勝つために別のパターンを考えています。

まず、一つ目のパターンとして「椅子に如何に近づくかを考える」パターンを思いつきました。

次に、二つ目のパターン「如何にライバルとの競争に勝つかを考える」パターンを思いつきました。

これらの手法を使うことで、それなりに効果は出たのですが、「誰でも思いつく」ので直ぐに通用しなくなってしまいました。そのため、幼稚園時代の私は別のパターンを考えることにしました。

前回は、そこから「椅子取りゲームに勝つ新たな方法」をどのように考えるでしょうか?というところで終了しました。みなさんは、どのような方法を考えるでしょうか?

幼稚園時代の私は気づきました。椅子取りゲームは、「必ず先生が合図を送ること」に。

椅子取りゲームは、普通、音楽を流し、その音楽流れている間は並べている椅子の周囲を回ります。音楽が突然終了する、もしくは笛での合図とともに椅子を奪い取ることになります。

それらの合図の前には「必ず先生が動作を起こす」ことになります。つまり、先生の手元や口元を見ておけば、「他のプレイヤーよりも早く椅子を奪う行動を起こす」ことができるようになります。

この手法を用いることで、幼稚園児だった私は「椅子取りゲーム」でかなり勝てるようになりました。

今まで説明してきた一つ目のパターン「椅子に如何に近づくかを考える」、二つ目のパターン「如何にライバルとの競争に勝つかを考える」に続き、三つ目のパターン「場を支配する人の動きに注意する」を見つけ出すことができました。

椅子取りゲームをする人がいれば、ぜひ、この手法を用いていただきたいのですが、大人になるとそのような機会はありませんし、そもそも話の目的は「マーケティング」で「椅子取りゲーム」は例え話でした。

次回は、今回の話をベースとしてマーケティングの説明をしていきます。

令和3年5月4日