スイカの中身を透視する?

スーパーマーケットの売場にスイカが並び始めました。季節としてはまだ早いですが、夏になると果物コーナーでの売上構成比が圧倒的になる夏の主力商品です。

ちなみに、今の時期はまだイチゴの売上が大きく、メロンなどが本格化するまでは、輸入フルーツなどの構成比も高くなる時期です。

昨年ですが、スーパーマーケットの売場で「空洞果」が販売されていました。これはスイカの実の部分に空洞が生じてしまうものですが、見た目が悪いので安価で販売されています。個体差はあると思いますが、一般的には味は悪くないと言われています。

売場で中学生の娘に「空洞果ってなに?」と質問され、上記の説明をしたのですが、続けて「空洞じゃないのわかる?」と質問されました。元々、仕事で果物も扱っていましたので「わかるよ」と回答して、実際に選ぶことになりました。

良く言われていますが、スイカは表面を叩くと中の空洞の有無がわかります。音の高さや振動の有無で判断するのですが、慣れが必要でもあります。一応、元プロのプライドもありますし、親の威厳を保つ必要もあるので、慎重に選びました。

もうひとつ、ついでの豆知識ですが、スイカの種を避けて切る方法があります。実はスイカの種は黒いシマシマの部分にあるので、黒のシマシマの間を切ると種を避けてカットすることができます。種を少なく見せるため、種を切るとカット面が荒れることから、種を避けて切るお店も多いと思います。

さて、スーパーマーケットで「空洞果」として安価に販売されているスイカを購入し、更には種を避けてカットすることを明言して、子供の前でスイカをカットしました。結果は下の写真の通りです。

スイカ

 

 

 

 

 

空洞果を避けて購入し、種も避けてカットすることができました。味もなかなか美味しかったです。

子供からは「スイカの中身を透視してるみたい!」と言われましたが、果物を扱っていた方であればできる芸当?ではあります。覚えておけば年に1回くらいは役に立つかもしれません。

時々、「カットフルーツ」や「果物かご」の作り方を相談されることがありますが、恐らく、中小企業診断士でこのような内容を相談される人は少ないのでは無いかと思います。その他、「刺身の盛り付け方」などの相談を受けることもあります。

これらの知識が、中小企業診断士になってから役に立つとは思っていませんでしたが、これからも活用していきたいと思っています。

令和3年4月23日