椅子取りゲームで考えるマーケティング⑥

椅子取りゲームで考えるマーケティング」の6回目になります。

幼稚園時代の私が椅子取りゲームに勝つために考えた三つのパターンを使ってマーケティングの説明をしてきました。

前回は、一つ目のパターン「椅子に如何に近づくかを考える」をマーケティングに置き換えれば「ターゲットを明確にする」になると言う話をしました。

今回は、二つ目のパターン「如何にライバルとの競争に勝つかを考える」になりますが、これはもちろん、マーケティングに置き換えれば「ライバルを見定める」ということになります。

どんなに椅子(ターゲット)に座りたいと考えても、必ずライバルがいるので、簡単には座ることはできません

座りたい椅子(ターゲット)を明確にした後には、その椅子(ターゲット)に座りたいと思っているライバルを見定め、そのライバルの力量を把握します。そのためは調査等も必要になるでしょう。

ライバルを見定めた上で、「そのライバルに勝てるか?」を考え、もし、どうしても勝てないようであれば他の椅子(ターゲット)を探し、ライバルと比較した上で優位に立てる椅子(ターゲット)を確保できるポジションを見つけ出す必要があります。

マーケティングであれば、ライバルなどの競合店調査を行い、ライバルが取り込めていない客層などを見つけ出し、そこを自店のターゲットにするような戦略を考えるような流れになります。実際には様々なケースバイケースがありますが、概ねこのような感じになるでしょう。

ここまで考えると「椅子取りゲーム」でも勝つ確率は高くなりますし、商売でも様々な戦略を考えることができ、ライバルに勝つ確率も高くなるでしょう。

そこから更に勝つ確率を高くする方法は?・・・それが、次回、説明する三つ目のパターンになります。

 

令和3年5月6日