椅子取りゲームで考えるマーケティング⑧

椅子取りゲームで考えるマーケティング」の8回目になります。

今回は、今までの「椅子取りゲーム」の話のまとめの話になります。

まず、椅子取りゲームに勝つ方法として、三つのパターンを説明してきました。一つ目のパターンは「椅子に如何に近づくかを考える」、二つ目のパターンは「如何にライバルとの競争に勝つかを考える」、三つ目のパターンは「場を支配する人の動きに注意する」となります。

次に、「椅子取りゲーム」に登場する人物をマーケティングに置き換えると下記のようになります。これが説明の大前提になります。

①狙っている椅子 → ターゲット・お客様

②一緒に椅子を狙うプレイヤー → ライバル

③合図をする審判 → トレンド・流行

これらの内容を踏まえて、「椅子取りゲーム」をマーケティングに置き換えれば下記のようになります。

①「椅子に如何に近づくかを考える」→「ターゲットを明確にする」

②「如何にライバルとの競争に勝つかを考える」→「ライバルを見定める」

③「場を支配する人の動きに注意する」→「トレンドを把握して活用する」

マーケティングを考える時、この3つを忘れずに、様々な経営環境に配慮しながら、ライバルに勝つための戦略を検討していただけたらと思います。

 

令和3年5月8日