タペストリー

22~23年ほど前、サラリーマン時代に初めて海外の出張でアメリカに行きました。

実は、これが初めての海外旅行になりました。

サンフランシスコのスーパーマーケットを視察した後、オレンジ農園を視察するために飛行機でフレズノに移動しました。

フレズノでは日本人の方が栽培しているオレンジ農園に行きましたが、キチンと剪定されて葉や果実に陽が当たるように栽培されているので、果実がとても甘かったことを記憶しています。

食べたことが無いくらい甘く、ガイドさんが手や口を汚しながら必死に食べていたのを思い出します。私も食べましたけど。

フレズノからは、翌日の視察のためにロサンゼルスに向かったのですが、「アメリカらしい景色を見よう!」という上司の配慮?もあり、貸し切りバスで移動をしました。

無題

なかなかの距離で時間が掛かりましたが、「ぶどう畑が広いなあ」とか「シエラ・ネバダ山脈の山頂に雪が見えるなあ」とか、アメリカらしい景色を見ながら過ごしていました。

そのころ、遊佐未森さんの「ECHO」というアルバムがでていたので、ヘッドフォンで聴きながらバスに揺られていました。

その中の一曲「タペストリー」の冒頭には、

遠く、森の上に浮かんだ
雲が動きながら、透きとおってゆく
まっすぐな道を
今、たどれば空にとどく

という歌詞がありまして、今までは何となく聞いていたのですが、広大なアメリカの景色を見ていたらピッタリとハマってしっくり来たのを覚えています。

日本ではピン!ときませんが、地平線のある広大なアメリカでは、まっすぐな道を辿っていくと空にたどり着きそうです。

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※この写真はフリー素材でイメージの写真です。当時はデジカメが無かったので写真が残ってないです。

これ以来、この「タペストリー」はお気に入りの一曲です。もちろん、歌詞全体もエモーショナルで良い感じなのでおススメです。

令和3年8月17日