イタリア訪問の記録①

昨年の3月末にイタリアを訪問した時の記録を書きます。

初日は広島空港から上海の上海浦東国際空港へ移動し、
イタリアのフィウミチーノ空港へ移動しました。

広島空港のような地方空港であれば、
関西空港や成田空港でトランジットする必要が
ありますが、上海浦東国際空港の方が、
時間的にも便数的にも便利な場合が多いです。

フィウミチーノ空港へは夜に到着したので、
到着後はローマの中心部の駅、テルミニ駅に移動です。

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テルミニ駅は夜でも賑やかですが、
周辺は治安が良くないことでも知られますが、
それなりに気を抜かずに警戒しておけば問題無いと思います。
日本とは違うことだけは忘れずに・・・

露天商も多く出ていますが、誰に習ったのか、
不思議とどの店も陳列が美しいのが印象的でした。
芸術の街ならではなのか、民族的なDNAなのか、
個人の努力なのかはわかりませんが、
イタリアに来た実感も湧いてきます。

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テルミニ駅近くのホテルに到着後は、
時間も遅いので、軽く食事をして就寝。
サラダ、ズッキーニの花のフリット、リゾット

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ローマは見どころも多いので、
優先順位を決めて効率的にまわらなくては、
と地図を見ながら夜は更けていきました。

上海のスーパーマーケット

少し前になりますが、
4月に上海に行ってきました。
香港で視察した「シティースーパー」の
新店舗がオープンしたので、
またまた見学してきました。

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到着後は、せっかくなので、
リニアモーターカーに乗りました。
最高速度は時速431kmと早く、
少し恐怖心を覚えるスピードです。

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新しいシティスーパーは、浦東地区の陸家嘴にあり、
正大広場の正面にある2棟の高層ビル「上海国金中心」
にあります。

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その中にあるIFCモールの中に「シティースーパー」はあります。

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IFCモールは誰もが知っている超高級ブランドが多く入店している
巨大なショッピングモールで、高級スーパーが入店するには
最適な立地と言えるでしょう。

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シティースーパーはIFCモール地下2階にあります。

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店内は、以前の春秋雑記でも書いた通り、
グロサリーについては、日本はもちろん、
世界中の輸入食材であふれた充実の品揃え。
生鮮についても、青果や鮮魚は日本の
高級スーパークラスの水準ですし、
惣菜については、アメリカのスーパーを
思い出すような迫力ある売場でした。
その他、superlife culture clubなど、
今までの店舗にあった施設は
こちらでも展開されていましたが、
全体のレイアウトが放射状に配置
されているなど、斬新な売場作りが
なされていました。

近隣には観光スポットとして有名な
東方明珠塔もありますし、近くに来たら
ぜひ見学する価値のある店舗と言えるでしょう。

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いつも購入する充実のエコバックですが、
品揃えが更に充実していました。
レギュラーサイズより小さなコンビニサイズもあり、
更に使い勝手が良くなっています。

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シティースーパーは日本には出店されないようですが、
台湾、上海、香港など、近隣地域に展開しているので、
機会があれば、ぜひ見ておきたい店舗です。
これからも定期的にウォッチしていきたいと思います。

 

平成23年10月9日

オランダの記憶⑥

オランダの国境を越え、ベルギーに入国しました。到着した駅は「アントワープ」です。ネオバロック形式の駅舎は、重厚で、趣があります。

≪アントワープ駅≫

IMG_1121アントワープという名前ですが、現地では「アントウェルぺン」と呼び、「手を投げる」という意味だそうです。

由来には諸説あるようですが、神話上の巨人アンティゴヌスと英雄ブラボーの伝説に由来していると言われ、街中には、ブラボーに切り落とされた、巨人アンティゴヌスの手らしきものがありました。

≪巨人の手と子供たち≫

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アントワープの街並みは美しく、活気があり、オランダとはまた違った雰囲気を受けます。

街のどこからでも巨大な大聖堂が見えますが、これが、有名なノートルダム大聖堂です。中には、ルーベンスの傑作と言われる三連祭壇画がありますが、フランダースの犬のネロの最後のシーンでも有名です。

≪美しく活気ある街並み≫IMG_1094  ≪ノートルダム大聖堂≫IMG_1104

ノートルダム大聖堂と並ぶ建築物としては、優雅なルネサンス建築の市庁舎があります。

その前には、巨人アンティゴヌスの手を切り落とした、英雄ブラボーの像と噴水があります。この噴水、少し変わっていて、水が地面に撒かれたままで、かなり投げやりです。おかげで周辺は水浸しです。

≪優雅なルネサンス建築の市庁舎≫

IMG_1109≪ブラボーの像と噴水≫

IMG_1106観光用だとは思いますが、馬車も多く走っていて、街並みにマッチしています。写真を撮っても大人しくしていました.

≪仲良しの馬と馬車≫

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旅先での楽しみとしては、食事がありますが、正直、オランダ料理はあまり・・・。しかし、ベルギー料理はフランス料理の流れらしく、美味しいとのこと。ムール貝が有名と聞いたので注文しました。

確かに味は良いのですが・・・量が多すぎです!小ぶりな鍋、一杯分はあるでしょうか。奥のカメラケースと比較すればわかりますが、隣のビールは大ジョッキほどあります。

≪山盛りのムール貝≫

IMG_1110食事のあとは、路面電車に乗って、ホーボーケン村に移動しました。

ホーボーケン村は、アントワープの西南にあり、フランダースの犬のネロとパトラッシュが住んでいた村です。ここには、ネロとパトラッシュの像があります。情報センターの前にありますが、少し見つけにくいかもしれません。

≪ネロとパトラッシュの像①≫

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            ≪ネロとパトラッシュの像②≫

      IMG_1116 ≪ネロとパトラッシュの像にあるプレート≫

IMG_1119ホーボーケン村は、路面電車で簡単に訪れることができます。小さな村ですが、城もあり、きれいな村です。

ホーボーケンからアントワープ、そしてオランダへと戻ります。翌日には、フランス経由で日本へ。空港で夕日に見送られながら、飛行機へと乗り込みました。
オランダ、ベルギーの旅もこれで終了です。

  ≪空港の夕日≫IMG_0963平成22年3月30日

オランダの記憶⑤

デルフト駅を出発し、アムステルダム駅に着いたのは、既に19時になっていました。空腹を覚えたので、駅で簡単な食事を摂ることに。もちろんビールも飲みました。

ホテルは少し離れたスキポール空港の近くなので、 またまた電車に乗る必要があります。そこで、酔い覚ましに街へ散歩にでることにしました。時間は既に20時過ぎ。 夕闇に包まれる運河の街に・・・

あれ?

まだ明るい!

≪20時過ぎの風景≫

IMG_1072そう!北国のオランダの夏は夜の訪れが遅いのです。20時でも夕方というか昼間くらいです。

得をした気分で散歩していると、21時発の遊覧船を見つけたので、 川岸にある船着場で時間をつぶし、乗船することにしました。

船は1時間ほどのクルーズで、運河を縦横無尽に進みます。有名な遊園地のアトラクションにも似ていますが、垣間見える人々の暮らしぶりが、心地よく、美しい景色を一層引き立てます。

≪色とりどりの美しい街並み≫

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IMG_1082 IMG_1087川からみた街並みが美しいことに驚きました。

地元の広島にも川に遊覧船がありますが、日本の街は、川から見ることを意識して
作られていないことに改めて気付かされます。流石は運河の街と言ったところでしょうか。

日没に近づくにつれ、夕暮れが彩りを添え、街はさらに美しくなり、幻想的な雰囲気になりました。

≪運河から見た夕暮れのアムステルダム≫

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なかなか沈まない太陽を見つめながら明日の行き先を考えます。

天気も良さそうなので、明日はオランダを飛び出して、 ベルギーへと向かうことにしました。

オランダとの国境近く、ダイヤモンドと大聖堂で有名な街、アントワープへ・・・

平成22年2月18日

オランダの記憶④

デンハーグ駅から列車に乗ると、程無く、デルフトの街につきました。
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アムステルダムやハーグと比べると、小ぶりな街ですが、建物も古く、雰囲気のある
街という印象を受けます。
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有名な陶器「デルフト焼」の本場で、古くから栄えた街ということです。デルフトの駅を降りると、自転車屋がありました。店員の方に話しかけると、レンタルもあるということなので、早速借りることにしました。

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「うわーサドル高っ!」

オランダ人の身長は世界一と言われていて、男性の平均は180cm以上あるそうです。一番下げても腰より高い位置にサドルがあります。とても足は届きません・・・
「まあ、いいか・・・」
なんとか自転車に跨り、発信します。快適に進むと横断歩道があります。
ブレーキ!ブレーキ!ブレーキ!ブレーキが無い!
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そう、ハンドルにブレーキが見当たりません!とりあえず、壁にしがみついて止まりました。
ブレーキを探すが見当たりません・・・
いろいろと考えてみると、ペダルを後ろ向きに回すとブレーキがかかります。
こんなの説明を受けていません・・・とりあえず、慣れない自転車で街中を探索しましたが、足が届きませんし、ブレーキはかけにくいので、常に壁や柱、場合によっては、停車中の車にしがみついて止まりながら進みます。
足が届かない状態で、ペダルブレーキは厳しい・・・そんなこんなで市場に寄ったり、フェルメールの絵に似た景色を探しながらのんびりと探索しました。もちろんデルフト焼も購入しました。
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オランダは自転車専用道があって、自転車が本当に便利な街です。
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オランダに訪れた際は自転車を借りましょう。

ただし、ブレーキを確認すること(笑)

夕方には、再び列車に乗って、アムステルダムへと戻ることにしました。

平成22年1月24日

オランダの記憶③

オランダの二日目は、 早朝から列車に乗って「ハーグ」へと向かいました。

≪デンハーグ駅≫

IMG_1023  ≪美しい運河≫

IMG_1025ハーグはオランダの政治の中心地で、女王の住む宮殿「ハウステンボス」もあります。

首都アムステルダムと比べて、静かな街並みを散策しつつ、向かう先は「マウリッツハイス美術館」。

途中、金色のミッフィーや、豪華なバーガーキングに驚かされながらも、目的の場所へと着きました。

≪黄金のミッフィー≫

IMG_1046  ≪バーガーキング≫IMG_1033

想像以上に小さな美術館ですが、ここにはフェルメールの代表作が展示してあり、フェルメールファンには聖地のような場所になっています。

≪マウリッツハイス美術館≫

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たくさんの小部屋に分かれた館内を階段を一段、また一段と 上がっていき、ついにフェルメールの部屋を見つけました。

静かに部屋に入ると、そこには4枚の絵が飾られていました。まず、目を引いたのは左奥にある風景画の大作、「デルフトの眺望」。 美しい空と、街並み、水面、人々。
見事な構図バランスと筆捌きが印象的でした。

その他には有名な「真珠の耳飾りの少女」と「ディアナとニンフたち」が展示してあります。

また、訪問した時には、たまたまウィーンの美術館から貸し出されていた「画家のアトリエ」がありました。

二日の間に、フェルメールの絵7枚と出会えたことは大変幸運だったといえるでしょう。

午後からは、再び列車に乗って、次なる目的地「デルフト」へと向かいます。
そう、あの「デルフトの眺望」で描かれている街です。

平成22年1月17日

オランダの記憶②

風車の村「ザーンセスカンス」を後にして、アムステルダム国立美術館「ライクスミュージアム」へと向かいました。

ここにはルーベンスなど、フランドル絵画の名作が多く展示してあります。フランドル絵画とは時期が異なりますが、 レンブラントやフェルメールの作品があることで有名 な美術館です。(レンブラントやフェルメールは、一般的にはオランダ絵画と言われます)

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フェルメールの作品は世界で30点程しかないと言われていますが、ここにはそのうちの4作品が展示 してあります。しかし、残念ながら作品のひとつ「恋文」が展示しておらず・・・ (後日、兵庫県立美術館で開催されたアムステルダム国立美術館展で見ることができました)

いささかショックを受けながらも、 素晴らしい数々の作品を観て、美術館を後にしました。

まだ夜には時間があるので、ゴッホ美術館へも足を伸ばしました。既に時間は夕方で、1時間弱しか見学の時間は残されていないので、足早に回ることに。もともと特別ゴッホが好きなわけではありませんでしたが、これだけ一度に作品をみると圧巻でした。興味の無い方でも、アムステルダムに行かれたらぜひ、立ち寄られることをおすすめします。

ゴッホ美術館の館内をウロウロしていると、私を見つめる視線が・・・!

視線の主に覚えはない・・・が、オランダでは珍しい東洋人。

どこかで観たことのある青いユニフォーム

丁度そのころ、近隣国でサッカーの試合があり、日本代表の応援に駆けつけたサポータの方でした。オランダに来てみたものの、日本人がいなくて心細かったようです。

ひとしきり盛り上がったあと、別れましたが、お名前や連絡先をお聞きしておけば良かったと後になって思いつきました。

ゴッホ美術館を出るともう夕方・・・あれ? まだ明るい。
そう、オランダは北にある国なので、季節によっては昼間が長いのです。太陽が沈むのは22時くらい。その時の時計は18時を指していましたが、15時頃のような日差しでした。時間の感覚を把握しておけば、時間を有効活用することができることに気付きました。

オランダへ来た初日。いろいろ回れて充実した一日でした。

2日目は、朝から列車に乗って「ハーグ」と「デルフト」へ向かいます。

平成21年12月28日

オランダの記憶①

香港について書いた春秋雑記のアクセスが多いので、少し外国のことを書いてみることにしました。

数回に分けて、オランダに行った時のことを書いてみます。

成田空港を出発した飛行機は、パリでトランジットして オランダのスキポール空港へと向かいました。機内のテレビが映らないなど、小さな事件がおこりながらも無事にオランダに着きました。

午前中に到着しており、時間があるため、ザーンセスカンスへと向かうことに。ここはアムステルダム近郊にある村で、風車のある村です。

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風車で有名な場所としてはキンデルダイクなど、他にもいろいろとありますが、滞在期間が短いので、空港から一番近い、この村に行くことにしました。
村にはアルバートハイン(オランダのスーパーマーケット)のアンテナショップ?みたいなものがあったので、ここの女性に、店舗の場所を聞いてみました。スーパーの場所を聞く観光客は少ないのか、ましてや外国人なこともあり、とても親切にしていただけました。

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ザーンセスカンスはのどかな風景が広がっており、オランダの田舎を満喫することがでました。そうした中にも、土産物店的な店があり、チーズや乳製品の販売も行っているなど、日本等と同じように、ちゃんと商売にも結びつけていました。

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ザーンセスカンスでのんびりした後は、アムステルダムへと移動し、次なる目的地である「オランダ国立博物館」通称「ライクスミュージアム」へと向かうことにしました。

平成21年12月15日

マカオの食

香港に出かけたついでに、1日だけ、
マカオに出かけてきました。

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≪香港のフェリー乗り場≫ ≪マカオ行きのフェリー≫  ≪海から見たマカオ≫

 

マカオは、もっとも古い植民地であったことから、
ヨーロッパ風の建築物が多くのこされており、
狭い範囲に30箇所もの世界遺産が点在しています。

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     ≪シンボル的存在、聖ポール天主堂≫

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           ≪波型モザイクタイルの美しいセナド広場≫

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      ≪聖ドミニコ教会≫               ≪カテドラル≫

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                       ≪モンテの砦≫

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    ≪聖ポール天主堂からみた市街地≫

 

イギリスの植民地であった香港とは異なり、
ポルトガルの植民地であったマカオは、
ポルトガル料理の影響を多く受けています。
街角で売られているエッグタルトは、
大変おいしく、マカオを代表するお菓子です。

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 ≪聖ポール天主堂近く≫ ≪街角のパン屋で購入≫

 

当然、ポルトガル料理専門店も多くあります。
人気の高い「エスカーダ」に行ってみましたが、
開店と同時に、店内は一杯になりました。
洗練された店舗ですが、ランチメニューもあり、
価格も安く、気軽に入ることができました。
日本語もメニューもあり、日本人も
多く来店しているので安心です。

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    ≪エスカーダ外観≫           ≪サルティーニャのランチ≫

 

ポルトガルという国は、古くから日本と貿易をしているなど、
大変、縁の深い国ですが、ポルトガル料理を食べたことはありませんでした。
サルティーニャは、イワシをオリーブオイルで焼いたものですから、
日本人の口にも大変良く合いました。
また、パンやデザート類は流石に美味しいです。

マカオは、日本から数時間で行ける距離でありながら、
本格的なヨーロッパ建築や料理を楽しめる稀な場所です。
日本人の感性や味覚に会う部分も多いので、
飲食店や小売店の現場に取り入れることが
できるかもしれません。

 

平成21年11月1日

香港のスーパーマーケット⑤

シティスーパーの話題は今回で最後です。

知人に紹介されて訪問したシティスーパーですが、
最初はあまり期待してはいませんでした。
どちらかと言うと、日本の小売業は、市場としては
アジアを有望と捉えているものの、店作りはアメリカを
参考にすることが多く、あまりアジアの小売業を
見ていないのが実情です。

しかし、シティスーパーは、見るべき価値のある店舗でした。

賑やかな雰囲気や、独特の生鮮食品は、まぎれもなくアジアですが、
豊富な輸入品や、酒売場、デリカ売場は、アメリカのスーパーの
ようでもあります。また、洗練された売場作りや清潔さ、細やかな
サービスは日本のスーパーのようでもあります。店舗の広さも、
アメリカよりは日本に近い規模です。

「各国のスーパーの良いところを採り入れた店舗」

という表現が適しているかも知れません。
これは、資本主義と社会主義が共存し、
歴史的に欧米の影響を受けてきた香港
という土地柄が大きく影響しているのかも
しれません。もちろん、色々な人種の方が
住んでいることもあるでしょう。

シティスーパーを紹介していただいた知人から
聞いた話では、シティスーパーは、日本の流通業で
働いていた方が創業した会社とのことでした。
日本人から見て、良い店なことも頷けます。
また、日本に縁のあるスーパーが、
海外で人気を獲得していることは嬉しく思います。

日本の流通業のレベルは、世界的にも高くなってきたと
思います。食品の品質も世界トップレベルなものが多くあります。
発展を続けるアジアで、日本の流通業が活躍する場は多く、
まだまだ残されているように思います。

現在、日本からは、大手流通業の進出が目立ちますが、なかなか現地の
流通業や、欧米の流通業との差別化が難しいと感じました。

シティスーパーは、大手流通業ではなく、地元密着型の高級スーパーです。

シティスーパーのように、大手流通業では無い、日本の良さである
「品質」や「サービス」で差別化した高級スーパーが進出する
可能性が残されているように思います。

いつの日か、アジアのスタンダードになるような、
日本発の流通業が登場することを期待したいと思います。

 

平成21年10月26日