ホームページの効果

先日、事務所のホームページの問い合わせフォームから、業界誌への寄稿の依頼をいただきました。

わりと有名な業界誌なこともあり、お引き受けすることにしました。

いままでも業界誌へ寄稿した経験は何度かあるのですが、知人からの紹介ばかりで、ホームページから直接依頼をいただいたのは初めてです。

実際、ネット記事へはたくさん寄稿しているので、依頼が来てもおかしくはないのですが、ホームページを持っていなければ依頼をいただけてなかったと思います。

補助金などで「ホームページを作成する」というテーマで申請することは多いですが、今は「ホームページがあるのが当たり前!」な社会環境なので、有効な手段だと思います。

今回は業界誌からの寄稿依頼でしたが、今までもホームページ経由で民間企業様からの仕事依頼や支援機関様からのセミナーの依頼などを年に何度かはいただきますので、私のような業種(中小企業診断士や士業など)の方もホームページは有効な手段と言えるでしょう。

令和3年12月3日

中小企業診断士の仕事⑦

中小企業診断士の仕事内容について書いている続きになります。

今回は⑤執筆や出版の仕事について書きます。

正直、執筆や出版の仕事はなかなかきっかけを掴むのが難しいと思います。

私の場合、たまたま中小企業診断士の先輩の紹介で、共著で本を執筆することができましたが、そのような機会は中々ないと思います。

その他、インターネットの専門家サイトに登録して、定期的に記事を執筆しています。年間でかなりの数を執筆していますので、一応、WEBライターと名乗っても問題無い程度には執筆の仕事をしていると思います。

執筆の仕事は、正直、収入面は多くはありませんが、分自身の勉強、知名度向上などを目的とすれば良い仕事とも言えるでしょう。

また、収入面は多いと言えないものの、新型コロナウイルス禍でセミナー等のキャンセルが相次ぐ中、安定して仕事を受注できる執筆の仕事は、精神衛生上で有効だったと思います。

時間的に余裕があれば、色々とチャレンジしてみては如何でしょうか?

令和3年10月17日

中小企業診断士の仕事⑥

中小企業診断士の仕事内容について書いている続きになります。

今回は「④研修やセミナーの仕事」について書きます。

研修やセミナーの仕事についても種類があり、大きく分類すると「民間企業から依頼されるセミナー」「行政や支援機関から依頼されるセミナー」に分けることができます。

中小企業診断士として独立している場合、民間企業から依頼されるセミナーについては、今まで顧問契約やコンサルタント業務で懇意にしている会社からの依頼が大半になります。また、セミナーをメインにしているコンサルタントであれば、セミナーの営業を行って仕事を獲得することもあるでしょう。

その他の方法で、民間企業からのセミナーの依頼を受ける方法としては、「セミナー講師を派遣する会社に登録する」という方法があります。インターネットで検索すれば、そのような会社は見つかりますので、興味があれば登録を申し込んで見ても良いと思います。

実は、私はこのような会社に登録はしていないのですが、人材派遣会社経由でセミナーの依頼をお受けすることがあります。人材派遣会社は、色々な企業に出入りしているので、セミナーの引き合いを受けることも多いようです。私の場合は、創業当初に知人の紹介で営業した人材派遣会社から、毎年、創業セミナーなどを依頼を受けています。その他、市場調査の仕事もいただいています。

次に、行政や支援機関から依頼されるセミナーについてですが、これは専門家派遣などの依頼を受けている、普段からお付き合いしている先から依頼をいただくことが多いと思います。

また、他の支援機関でセミナーを引き受けていたことを聞きつけて、また、紹介を受けて依頼をいただくことがあります。

これら、行政や支援機関の場合、期初の予算をベースにして計画を立てられているので、計画を策定している時期に相談をいただくことが増えます。逆に言えば、そのタイミングで他の支援機関に営業を行うことも効果的かもしれません。

セミナー全般に言えますが、メリットとしては「時間当たりの謝金単価が高い」「一度、テキストを作成すれば流用できる」「セミナーをきっかけにコンサルタント契約が取れる可能性がある」などがあります。

デメリットとしては、「テキスト作成などににノウハウが必要で時間がかかる」ことがあります。駆け出しの時は少し大変かもしれません。

実は、中小企業診断士の仕事をしていると、時間単価が高いこともあり、セミナーの売上が大きなウエイトを占める人も多いと思います。また、同じ内容で他の地域のセミナー依頼を受けることや、セミナーを受講している企業からコンサルティングの依頼を受けることなど、相乗効果も期待できるのがセミナーの仕事です。

セミナーの仕事は、毎年、継続して依頼をいただくことも多いので、事業の安定化や営業力を強化する視点からみても、かなり重要な仕事と言えるでしょう。

令和3年10月3日

中小企業診断士の仕事⑤

中小企業診断士の仕事内容について書いている続きになります。

今回は③商工会や商工会議所の専門家派遣について書きます。

各市町村には必ず、商工会や商工会議所があります。

商工会は「町」「村」にあり、商工会議所は「市」にありますが、例外的に「町」に商工会議所がある場合もありますし、「市」に商工会がある場合もあります。広島市のように市町村合併している市では、商工会議所も商工会もどちらもあります。

これらの支援機関は、地域内の商工業者の経営の改善に関する相談とその指導、地域内経済振興をはかるための諸活動及び社会一般の福祉の増進に資することを目的として、幅広い活動を行っています。

その活動の一環として、中小企業診断士などの専門家を専門家派遣として活用しています。

専門家としての謝金は、1回あたり、30,000円~50,000円が相場だと思いますが、まちまちだったりします。県や市町村でも異なると思います。

これらの専門家派遣については、経営相談が目的になるので、中小企業診断士が専門家として呼んでいただける機会は比較的多いと思います。

私の場合であれば、「経営計画作成支援」「補助金の支援」「売場指導」「商品開発支援」などでご依頼をいただくことが多いです。

駆け出しの中小企業診断士でも仕事をいただけることが多いので、独立した当初は、商工会や商工会議所に営業に行く方も多いと思います。

専門家派遣の依頼を受ける方法としては、まず、先方に知っていただく必要がありますから、飛び込みで営業に行く方法もあると思いますし、自分自身が商工会や商工会議所の会員になる方法も良いと思います。(私も広島商工会議所の会員です)

どこかの商工会や商工会議所で仕事をいただけるようになれば、その後は他の商工会や商工会議所を紹介していただけることも増えるので、自然と仕事は増えてくると思います。

ただし、他の専門家と比較されると思いますので、継続して仕事をいただくには工夫が必要だと思います。

工夫のコツについては詳しくは書きませんが、商工会や商工会議所の指導員さんの立場になって、「どんな専門家に仕事を頼みたいか?」と考えていけば、答えは見えてくると思います。

少なくとも、自分自身の得意分野を明確にして、「〇〇を依頼するなら中小企業診断士の〇〇さん!」と思っていただける存在になる必要があると思います。

また、商工会や商工会議所の専門家派遣の仕事だけで食べていけるかどうか?ですが、理屈で考えれば、複数の商工会や商工会議所からの仕事をたくさん受けることができれば可能とは思われます。ただし、「毎日仕事はない」「謝金単価には相場がある」ことから考えると、それだけで高収入を得ることは難しいと思われます。

中小企業診断士として独立当初については、営業にも行きやすいですし、ベースになる収入を得ることができますし、重要な仕事先になると思います。

また、メリットについてですが、不景気になると民間企業向けのコンサルタントは契約を切られる可能性が高くなりますが、商工会や商工会議所からは逆に仕事の依頼が増える傾向があります。その点、不景気に強い仕事先とも言えます。また、商工会や商工会議所は専門家派遣以外の事業もしていますので、セミナーなど別の仕事をいただける可能性がある、こともあります。

逆にデメリットですが、前述した「毎日仕事はない」「謝金単価には相場がある」以外には、「担当の経営指導員さんが異動すると仕事がなくなる可能性がある」というものがあります。やはり、人との関係は重要です。

ざっくりと書きましたが、中小企業診断士として仕事をしていくためには重要な仕事先になると思います。

令和3年10月2日

中小企業診断士の仕事④

中小企業診断士の仕事内容について書いている続きになります。

今回は②中小企業基盤整備機構や財団のマネージャーやアドバイザーについて書きます。

普通にサラリーマンをしていたら、知らずに一生を終えてしまうかもしれませんが、都道府県や政令指定都市には、経営上の課題、資金調達等に関する相談等各種相談に応じてもらえる「都道府県等中小企業支援センター」が設置されています。

また、全国9地域(+沖縄事務所)に「中小企業基盤整備機構」の地域本部が設置されています。こちらも色々な経営支援をしています。

これらの支援機関には、常設専門家がマネージャーやアドバイザーとして勤務しています。

これらのマネージャーやアドバイザーは公募されて採用されますが、多くの場合、職務経験が必要であるほか、中小企業診断士の資格が要件となっている場合があります。

私自身、独立して直ぐに「中小企業基盤整備機構中国本部」のプロジェクトマネージャーに採用され、その後、チーフアドバイザーやアドバイザーに名称や立場が変わりながらも常設専門家として勤務させていただきました。

このような支援機関のマネージャーに勤務すると「生活基盤が安定する」ことはもちろんですが、「色々なコンサル業務が経験できる」というメリットがあります。

実際、中小企業基盤整備機構の仕事で多くの経験をしたことで、今の自分のスキルが身に付いたと思っています。

デメリットとしては、「契約日数に縛られる」というものがあります。月に15日勤務とかになりますので、中小企業診断士として普通に活躍していれば、それだけの時間を割くのは難しく勤務はできないと思います。

また、「いつかは契約が終了する」ということもあります。

私は幸いなことに、常設専門家として14年ほど勤めさせていただきましたが、それほど長く契約が続くことは稀だと思いますし、一般的には不安定な仕事だと言えます。

支援機関に長く勤めていれば、他の仕事をする時間が限られますし、営業活動もある程度制限されますので、なかなか仕事の分野を広げることが難しくなると思います。

時間的に余裕があり、経験を積みたいような、駆け出しの中小企業診断士の方には最適の仕事とも言えますが、いつかは契約が切れてしまうことを忘れず、スキルを磨いて、自分自身の仕事を増やす努力を怠らないようにする必要があると思います。

このような支援機関の常設専門家は、定期的に公募されますので、ホームページを定期的にチェックすると良いでしょう。

令和3年10月1日

中小企業診断士の仕事③

中小企業診断士の仕事内容について書いていますが、前回、独立系の中小企業診断士の主な仕事内容として、下記の5つの仕事について書きました。

①民間企業を対象としたコンサルタント

②中小企業基盤整備機構や財団のマネージャーやアドバイザー

③商工会や商工会議所の専門家派遣

④研修やセミナーの仕事

⑤執筆や出版の仕事

今回は、この中の「①民間企業を対象としたコンサルタント」について書きます。

民間企業のコンサルタントが、恐らく、一般的にイメージできるコンサルタントの仕事でしょうし、中小企業診断士になるなら、最初に目指す目標になるのでは無いでしょうか?

正直、私は得意な分野では無いので、たいしたことは書けませんが、今まで、数社の民間企業のコンサルタントをさせていただいた経験があります。

元々の勤め先から紹介されたこともあり、創業当初から顧問契約をいただいて、やや規模の大きな会社で、毎週、経営会議に参加するような仕事もありましたし、ホームページ経由でメールで相談いただいた小さな商店と契約して、毎月、売場指導に訪問したりと、なんだかんだと色々な会社のお手伝いをさせていただきました。

仕事のやりがい、難易度、費やす時間、など色々と特徴はありますが、個人的に大変だと思ったことは、「なかなか契約が続かない」ということです。

これは、私の力不足が原因かもしれませんが・・・

民間企業向けのコンサルティングの場合、何かのプロジェクト的な仕事をお引き受けすることが多いので、「営業会議の見直し」「コスト削減」「店舗リニューアル」「新商品開発」のようなテーマで支援を行います。

当然、そのテーマが解決してしまえば、仕事がなくなってしまいます。

大抵の場合、半年、1年、長くても2年くらいで契約終了という場合が多いです。

恐らく、優秀な中小企業診断士の方であれば、次のテーマを提案して契約を継続したり、すぐに次の契約先を探して、しっかりと仕事を受注し続けるのだと思います。

その場合、提案力や営業力が極めて重要になると思います。

私の場合、以前は優秀なスタッフさん(元の勤め先の同僚さんです!)がいて、仕事をどんどん受注してくれていたので、自分自身で営業をすることが無くても済ました。

一時期は売上の6割から7割を民間企業向けのコンサルタントの仕事が占めていたと思います。

しかし、数年後、スタッフさんが結婚を機に退職、引っ越ししてしまい、民間向けのコンサルタントの仕事のウエイトは少なくなってしまいました・・・

営業面どころか、業務面も頼りきっていたので仕方ありません・・・

幸運なことに、民間向けの営業をスタッフさんに任せていたおかげで、私個人はその他の分野の仕事に注力して受注を増やすことができていたので、会社全体の売上のボリュームを大きく落とすことにはなりましたが、個人としての収入面や生活面に大きな影響はありませんでした。(退職による人件費減や事務所縮小による家賃減などでコストダウンできたこともあります)

あまり民間企業のコンサルタントをしてこなかった私個人の印象ですが、

「民間企業向けのコンサルタントは契約を続けるための提案力が必要」

「民間企業向けのコンサルタントは常に次の契約を受注する営業力が必要」

といったものがあります。

その代わり、収入面でのリターンが大きいので魅力的な側面もあります。

ただし、他の分野の仕事を受注するような余裕はなくなると思いますし、景気が悪くなると契約を切られることもある不安定さもあります。

顧問契約先の金融面でのサポートや、補助金のサポートなど、毎年のように続いていく仕事を引き受ければ、長く契約を続けることもできると思います。

ただし、その場合、前職からの経験が活かせるとか、コンサルタントとしての実績を積んでおく必要があると思います。

令和3年9月30日

中小企業診断士の仕事②

中小企業診断士の仕事内容ですが、いくつか種類があります。

会社に勤めていない、独立系の中小企業診断士であれば概ね下記のような感じです。

①民間企業を対象としたコンサルタント

②中小企業基盤整備機構や財団のマネージャーやアドバイザー

③商工会や商工会議所の専門家派遣

④研修やセミナーの仕事

⑤執筆や出版の仕事

上記の仕事については、私は全て経験があります。中小企業診断士としての開業当初から現在に至るまで、それぞれの仕事の割合、ウエイトが変化してきました。

戦略的に割合を変える場合もありますし、結果的に変化することもありますが、不安定な社会環境ですから、どれか一つだけに集中するよりも分散した方が良い気もします。

尚、これ以外に、診断士の資格取得向けのスクール講師などもありますが、私は経験ありません。

それぞれの仕事毎に特徴がありますので、これから少しずつご紹介していきたいと思います。

令和3年9月29日

中小企業診断士の仕事①

私は中小企業診断士という資格を持っておりまして、主にそれに関わる仕事をしています。

中小企業診断士というのは「コンサルタントの国家資格」になります。

実際に資格を取得しても、企業に勤めている人が多く、独立している人は少ないそうです。

私も最初の2年間はそうでした。

実際に、中小企業診断士の資格を取得した人がどのような仕事をしているのか? また、どのように営業しているか? というのは、当事者以外はなかなかわからないのが実情です。

私も最初の頃は全然わかりませんでした。

中小企業診断士になって15年が過ぎましたし、これから中小企業診断士を目指す人の参考になればと思い、今回から何回かに分けて、私の経験から感じた中小企業診断士の仕事について紹介していきたいと思います。

令和3年9月28日