売場レイアウトの見直しで経営改善を図る

毎年、複数の小売店様から売場レイアウトの相談を受けています。

相談内容としては、以前に比べて売上が厳しくなったスーパーマーケットの業績改善や、新たに開設される商業施設の開発計画になります。

それぞれ目的は異なりますが、共通する視点としては「お客様の利便性」と「店舗運営の効率性」が挙げられます。
業績が悪化している店舗の場合、売場レイアウトを変更するだけで、売上を大幅に改善させることは難しいですが、過去よりも売上が大幅に減少している店舗の場合は、売場レイアウトの改善で在庫を大幅に減少させることが可能になります。

理屈で考えると、現在の売場は過去に売上が1.5倍や2倍であった時を基準に売場づくりをされているハズなので、現在の売場は売上に対して過剰に陳列棚や品揃えが多くなっている可能性があります。

その場合、在庫を抑えるために陳列棚がスカスカになっていたり、売場の一部に売れない雑貨が大量に滞留していたり、売場そのものが資材置場になっている場合も見受けられます。

売場レイアウトの変更は、これらを改善することになるので、売上への好影響だけではなく、在庫削減にも大きく寄与する取り組みになります。

実は、店舗改善の第一歩は「在庫削減」と言っても過言では無いほどの重要事項になります。

また、本来の目的である、売場レイアウトの変更で売上を向上させるためには、お客様が商品を選び易く、快適に買物できる売場に変更することで、売上の向上に繋げるわけですから、売場レイアウトの変更に合わせて売場提案力の向上や、季節感のある売場作り、POPの見直し、商品構成の見直し、品質管理の徹底、特定カテゴリーの強化、競合店との差別化戦略など、本来取り組むべき基本的な改善策に取り組む必要があります。

売場レイアウトの見直しは万能薬とは言えませんが、その他の薬(改善策)の効き目を良くする効果があるので、相乗効果を図ることを意識して定期的に取り組むと良いでしょう。

令和3年5月31日

来年はロッテリアの会社設立50周年です!

たまたま事務所近くのハンバーガーショップの前を通った時に思い出したのですが、ハンバーガーショップのロッテリアを運営している株式会社ロッテリアの会社設立日は1972年2月9日とのことです。

まったく関係ないのですが、私の生年月日と同じになります!

来年の2月9日で私は50歳になりますので、ロッテリアも創業50周年になるハズです。

何か50周年記念の商品を発売したり、50周年キャンペーンを実施されるのでしょうか?ちょっと楽しみにしています。

ちなみに、1号店は1972年9月29日に、高島屋の日本橋店と松坂屋上野店で開店したそうです。

ロッテリアという名前の通り、お菓子メーカーのロッテなどと同じ、ロッテホールディングスのグループ会社になります。お菓子メーカーのロッテとしても大きな会社ですが、韓国ではホテルや百貨店など様々な業態の関連会社を持つ財閥としても有名です。グループ売上は7兆円を超えるとか。

2022年の2月、50周年を迎えるロッテリアの取り組みが楽しみです。

令和3年5月30日

小規模事業者持続化補助金のポイント振り返り

前回、小規模事業者持続化補助金(一般型)について、締め切りが近づいているとお知らせしましたが、今回は申請書の記載方法について書きます。

とは言いましても、過去に10回シリーズで持続化補助金申請書作成ポイントを書いていますので、そちらをご覧いただけたらと思います。

持続化補助金申請書作成ポイント

「次へ→」をクリックすると続きのページを見ることができます。

加点ポイントなどが、現在とは異なっていますが、記載方法のポイントについては、概ね変わっていないと思いますので、ご興味があれば読んで見てください。

比較的、大事な内容が書いてあるのはシリーズの4回目になります。

持続化補助金申請書作成ポイント4回目

一応、10回シリーズになっていますので、1回目から10回目まで読んでいただいた方が理解は容易だと思います。

当方では、複数の支援機関様から持続化補助金のセミナーのご依頼をいただいていますが、基本的にはこの10回リリーズの内容がベースになっています。セミナーでは最新の情報を盛り込むことと、オリジナルの記載例(かなり評判は良いものです)などを配布して、わかりやすいセミナーを心掛けています。ご興味がある支援機関の方はメールでお問い合わせください。

令和3年5月29日

小規模事業者持続化補助金(一般型)5回目の締め切り間近です!

小規模事業者持続化補助金(一般型)の5回目の締め切りが近づいています。

締め切りは:令和3年6月4日(金)

郵送または電子申請によりご提出ください。郵送の場合、当日消印有効とのことです。

次回の6回目の締め切りですが、「令和3年10月1日(金)」と、少し時期が先になりますので、間に合うようであれば、今回、申請しておいた方が良いでしょう。

一般型以外としては、「低感染リスク型ビジネス枠」というものをありますが、こちらは締め切りが異なります。また、別の機会にご案内したいと思います。

週末、土日を使って仕上げに取り組まれる方は頑張ってください。

 

令和3年5月28日

鳴かず飛ばず

「鳴かず飛ばす」と聞くと、どのような印象を受けるでしょうか?

辞書を見ると二つの意味があります。ひとつは「①将来の活躍に備えて行いを控え、機会を待っているさま」で、もうひとつは「②何の活躍もしないでいるさま」と解説されています。

まったく意味が異なる解説なのですが、どちらかというと「何の活躍もしないでいるさま」の意味で使うことが多いのではないでしょうか?

実は、これは中国の故事で、前々回の「鼎の軽重を問う」で登場した春秋五覇のひとり、楚の荘王の話が元になったものです。楚の荘王は故事でよく出てくる人物になります。

楚の国の荘王は、即位して3年間、政治をほったらかして怠けていました。

ある日、家臣の五挙が荘王に問いました。「ある鳥が、3年の間、泣きもせず、飛びもせずにいました。この鳥はどんな鳥だと思いますか?」

荘王は「その鳥は、一度飛べば天高く飛び、一度鳴けば人を驚かせるであろう」と答えました。

その後、荘王は3年間見定めていた悪臣を処分するなどし、楚の国力を増大させ、天下に覇を唱えるまでになりました。

元の意味は、辞書の解説にあった「①将来の活躍に備えて行いを控え、機会を待っているさま」に近い内容でした。

織田信長も若いころは「尾張の大うつけ」と言われる行動をしていましたが、桶狭間の戦いの後、天下人になりましたので、なんだか似ているように見えますし、もしかしたら荘王の故事を真似ていたのかも知れません。

敵に敵対視されることを避けるため、わざと目だないようにすることは、現在のビジネスでも参考になる故事かも知れません。

令和3年5月27日

覇道と王道!?

前回、「鼎の軽重を問う」について書きましたが、その時に春秋五覇の一人である楚の荘王が出てきました。

春秋五覇とは、中国の春秋時代、周王朝に代わって天下を取り仕切った5人の覇者を指します。(5人が誰なのかは文献によって違いがあります)

メインとして挙げられるのは、晋の文公、斉の桓公、秦の穆公、宋の襄公、楚の荘王の5人となります。どの覇者も有名で、多くの故事が残されています。中でも、晋の文公、斉の桓公は実績的に見ても他の覇者を圧倒する代表格になります。興味があれば、この2人について調べてみてください。

さて、覇者とは何でしょうか?覇者が力によって行う政道を覇道と呼びます。それに対する政道が王道になります。

覇道と王道は中国の政治思想になります。「王者」とは殷王朝、周王朝時代から続く封建制の諸侯(日本でいえば大名)に君臨する権威者(日本でいえば天皇)を指します。それに対し、「覇者」とは殷周時代の後の時代になる春秋時代に、周王に代わって諸侯を統制した実力者(日本でいえば征夷大将軍)のことを指します。そのため「覇者」は力の際立っている諸侯になります。

王道は王者が行う徳を政治原理とした道徳的な政治であり、覇道とは春秋時代の力を持った覇者が行なった武力による権力政治になります。儒教の始祖として有名な孔子は徳を政治原理とする仁政を理想としていましたので、「王道」を理想的な政治とし、「覇道」をその逆としていたようです。

会社経営に置き換えれば、「徳」による経営を行うか、「力」による経営を行うか、のようになると思いますが、どちらの方が良いのでしょうか?

王道」の政治を行う前提として、社会の経済的安定が挙げられています。殷王朝、周王朝の安定期は経済的に安定していたので、「王道」による政治が機能しましたが、周王朝末期には王朝の力が弱まり、諸侯による争いが繰り広げられることになりました。その結果として登場したのが「覇道」になります。

会社の経営や社会環境が安定していれば、王道の経営、つまりは徳による経営が良いと思われますが、会社の経営や社会環境が厳しければ、覇道の経営、力による経営が求められるかも知れません。

果たして、今の社会環境はどちらの経営が良いのでしょうか?

中国の歴史を学ぶと、経営についても参考になることが色々とあると思いますので、興味がある方は本を紐解いては如何でしょうか?

令和3年5月26日

鼎の軽重を問う!?

先日、仕事先で「鼎の軽重を問う」という言葉がでました。社長が後継者に対して話をしていたのですが、なかなか古風な故事が出てきたな!と感心しました。

辞書を引くと「統治者を軽んじ、これを滅ぼして天下を取ろうとする。人の実力を疑って、その地位をくつがえそうとする。また人の能力を疑う。」という意味が解説してありました。

私は古代中国の歴史本を読むのが好きなのですが、この由来は春秋時代に遡ります。

春秋五覇の一人として知られる「楚の荘王」が周の王孫満に面会した時、周王室が保有している「鼎」の重さを尋ねました。

「鼎」は、周王朝以前の王朝である殷王朝の時代から受け継がれた宝器で、王権の象徴とみなされていたものです。その重さを尋ねるということは、「それを持ち帰ること=周王朝の王位を奪うこと」と言う意味となり、王朝を奪う恫喝と言えます。

王孫満は、恫喝に怯むことなく「周王朝が現在あるのは徳によるものであり、鼎の軽重によるものではない。周王朝は衰えているが、鼎が周王朝にあるということは徳は衰えていない」と答えて、荘王は兵を引くことになりました。

普段、使う言葉ではありませんが、経営者として知っていて良い言葉かも知れません。社長が後継者に対して「まだ鼎の軽重を問うのは時期が早い」のように使うのが使用例でしょうか。

実は春秋戦国時代には、現代にも伝わる故事がたくさんあります。

自分自身の勉強を兼ね、機会を見てご紹介していきたいと思います。

 

令和3年5月25日

事業再構築補助金の第二次公募が開始されました!

本年度の補助金の目玉になっている「事業再構築補助金」の第二次公募が開始されました。

事業再構築補助金オフィシャルページ

詳しくは、オフィシャルホームページをご確認いただけたらと思いますが、二次公募の締め切りは7月2日までとなっています。申請の受付開始は5月26日を予定しているそうです。

第一次の結果が出ていないことから、採択率や難易度はわかりませんが、初めて公募される補助金ですから、公募要領を見ても基準がわかりにくいことは否めません。

実際、公募要領の読み方によっては、色々な取り組みでチャレンジする事業者様もいらっしゃると思いますし、建物が建てられるという特徴から、ちょっと無理をしてでも色々な内容を盛り込んで申請する事業者様も多いと思われます。

そうなると、ストライクゾーンがよくわからないままで球を投げることになり、ストライクにならずに不採択・・・という事も多く発生するものと思われます。

ストライクになる球を投げるには、「公募要領の基準にしっかりと適合していること」「コロナウイルスによる被害が明確であること」「新たな取り組みがコロナウイルス禍であっても有効な取り組みであること」などをしっかり記載している必要があると思われます。

まずは、公募要領を良く読んでいただいて、審査に関わるページをしっかりと熟読されることが先決です。

事業再構築補助金については、気づいたことがあれば、自分自身のメモを兼ねて、また投稿させていただきたいと思います。

令和3年5月24日

「営業許可業種の新設」と「営業届出制度」について

平成30年の食品衛生法改正により、営業許可制度の見直しが行われましたが、あわせて営業届出制度が創設されました。

【新設されるについて】
令和3年6月1日以降、新たに営業許可が必要となる業種があります。新設される許可業種は下記の通りです。

「水産製品製造業 」「漬物製造業 」「液卵製造業」「密封包装食品製造業」「複合型そうざい製造業」「食品の小分け業」「複合型冷凍食品製造業」「調理の機能を有する自動販売機」

営業許可を取得する時期については、令和3年5月31日時点ですでに製造、販売をしている場合は「令和6年5月31日までに取得」が必要です。また、令和3年6月1日以降、新たに製造を開始する場合は「製造を開始するまでに取得」することが必要になります。

【営業届出制度の創設について】
営業届出制度が創設され、「許可営業」及び「届出対象外営業」に該当しない営業を営む営業者は、一部の届出対象外の営業者を除き、管轄の保健所に「営業届出」をする必要があります

営業届出制度の開始は令和3年6月1日からです。

※許可営業を営む営業者が、追加で届出営業を営む場合は、営業許可の申請の他に営業届出も行う必要があります。

まだ、対応していない事業者の方は、厚生労働省のホームページをご確認いただくか、管轄の保健所に相談しましょう。

 

令和3年5月23日

新型コロナウイルス時代の自宅待機の過ごし方

新型コロナウイルスの感染拡大により、感染して自宅療養になったり、テレワークで外出を控えたりと、今までにない生活を強いられています。

自宅を出ないのはなかなかのストレス・・・ということになるのですが、実際に体験した方の話を聞くと「買物は宅配スーパー」「食事はデリバリーサービス」「本などを買うなら電子書籍かAmazon」を活用することで、かなりカバーされるようです。

少し前であれば、全てにおいて困っていたかも知れませんが、現在は日常生活についてはある程度のインフラが整備されており、最小限の不自由で済ませることができそうです。

病気になってからの自宅療養になると、症状が悪化するかどうかは心配ですが、ある程度、療養に専念することはできそうです。

ただし、仕事のインフラも整備されていますので、病気になってもなかなか休めない状況になっている方も多いかも知れませんね。

令和3年5月22日