ひとかた

今日から9月になります。

そういえば、今から16年ほど前、東京の研修施設に1年間住んでいました。10月から1年間、仕事を休んでのことだったので、9月のこの頃は勤め先の仕事の整理で大変だったことを思い出します。

東京での1年間、前半は座学中心、後半は実習だったのですが、前半はそれなりに時間に余裕がありました。(後半はかなり余裕が無くなりますが・・・)

前半については、せっかくの東京生活だったので、都内の美術館巡りをしたり、都内周辺のスーパーマーケットや商業施設巡りをしていました。

100店舗以上のスーパー巡りをした時のレポートが今も手元に残っています。

そのころ、たまたま友人に教えていただいたのが「ひとかた」というゲームでした。

この「ひとかた」というゲームはシナリオ重視でほとんど分岐がないのですが、臨場感のあるBGMとストーリーを体感できるサウンドノベルになります。

社会人になってからはゲームをすることは無かったのですが、この時は時間に余裕もあったので、ついついプレイしてしまったことを思い出します。

この「ひとかた」ですが、シンプルな風景の画像しかないものの、シナリオが良くて、かなりの長編ですがサクサクと読み進めることができます。

また、BGMが秀逸で、「無料のサウンドノベルでこの品質!?」と驚かされたのを覚えています。

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、今でもダウンロードできるようです。

ベクターの「ひとかた」のダウンロードページ

この物語の時期は「夏」になります。

鬱陶しいほど暑い夏になると、毎年、この「ひとかた」を思い出してしまうのですが、今年の夏も思い出してしまいました。

令和3年9月1日

広島の伝統食「さつま」を食べる

令和3年8月11日に、広島安芸商工会様からのご依頼で、広島県安芸郡海田町周辺の郷土料理「さつま」とそのアレンジレシピの動画作成をお手伝いさせていただいた話を書きました。

この郷土料理「さつま」ですが、江戸時代、宿場町として栄えた海田町で、参勤交代で訪れた薩摩藩の方々をおもてなししていた料理ということで、広島市の東部周辺となる「安芸郡」界隈で食べられていたそうです。

「さつま」に類似したものは、愛媛県にもあるとのことで、薩摩藩が滞在した場所には伝統料理として各地に残っているようです。

この「さつま」ですが、「コノシロ」「アジ」などを焼いて、その身をほぐしてすり鉢ですりつぶし、焼いた味噌、ごま、こんにゃくなどと混ぜ合わせ、アラを煮出しただし汁で伸ばして・・・のように、なかなか手間の掛かる料理です。
(ここで書いたレシピは適当です・・・)

昔は各家庭で食べられていたようですが、手間が掛かるので今ではあまり食べられていないようですし、飲食店でも食べることはできない幻の料理と聞いていました。

ところが、たまたま、海田町に隣接する安芸郡坂町で「さつま」をメニューとして提供している店があると聞いたので訪問してきました。

坂町にある「刺身・弁当・惣菜 おもと」さんになります

おもとさんのホームページはこちらです!

店頭にある冷蔵庫や棚から、刺身や惣菜をチョイスして購入するテイクアウト型の店になりますが、イートインスペースで食べることも可能です。

「さつま」は原料が仕入れられた時にだけ販売する不定期の商品とのことでしたが、ご無理をお願いして作っていただきました。

先ほどの原料をすり鉢で混ぜ合わせてだし汁で伸ばしたものになります。シーチキンライクな見た目て、食感もシーチキンっぽかったです。

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これに、味の切り身を醤油に付けたものを混ぜ合わせ、ごはん、ネギ、ゴマを乗せたら完成です。

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シーチキンっぽい食感ですが、アジ特有の美味しさがあり、焼いた身を使い、焼いた味噌を入れているからなのか、生臭くも無く食べやすい印象です。

これはなかなか美味しいです!

なかなか食べることのできない伝統食とのことですが、とても美味しいので気軽に食べれるようになると嬉しいですね。

いつも置いてあるわけでは無いとのことなので、食べたい方はお店に電話して確認してみることをおススメします。

令和3年8月28日

おにやんま型の虫よけグッズ

夏真っ盛りになり、野外で遊ぶ機会が増えています。

この4連休も廿日市市の吉和で過ごしていましたが、外でバーベキューをしたり、テーブルと椅子を持ち出して食事をしたりと、多くの時間を外で過ごしていました。

そうなると気になるのは「ハエ」「カ」「アブ」「ハチ」などの飛行昆虫です。

サンルームは床を張ったので虫が入ってこなくなり、快適になりましたが、外ではなかなか虫を防ぐことができません。虫よけスプレーも匂いが気になります。

そうした中、思い出したのがトンボの「おにやんま」の形をした虫よけです。

一時期、釣具店で発売されて大人気でしたが、飛行昆虫の天敵である「おにやんま」のリアルな装飾具を帽子などに付けて虫よけ効果を狙う商品です。

下の写真は私が持っている2種類のおにやんまグッズです。

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ふと思い出してインターネットで検索しましたが、どこも売り切れで、Amazonなどでは4~5倍の価格で販売されていました。

Amazonのコメントでは、なかなか評価が高いので効果はありそうです。

事実上、「おにやんまのおもちゃ」なわけですが、器用な方なら自作できると思います。

ちょっとしたアイデア商品ですが、規模の小さな会社であってもアイデア次第で売れる商品を開発できる好事例だと思います。

令和3年7月29日

 

往年の名機 Sony ICF-2001D

前回、ラジオのことを書きました。

中高生の頃はホントにラジオが好きでして、そこそこ良いラジオを使っていました。

実は今でも事務所に置いてラジオを聞いていますが、ソニーのICF-2001Dというラジオになります。

当時、BCLが一部ではやっていました。BCLとは、broadcasting listening/broadcasting listenerのことで、海外の短波による国際放送を受信して楽しむような人たちが多くいました。

海外の短波放送を聞いて、受信報告書(SINPOコードとかありましたね)を送ると、その放送局のベリカード(受信確認書)を送っていただけたりします。各国のカラフルなベリカードはとても嬉しかった記憶があります。

ICF-2001Dは、当時、BCLでは最高峰のラジオで、両親に無理を言って買ってもらったのを覚えています。

大事にしていたのと、大学で県外に出てしまってからは自宅に保管していたこともあり、今でも現役で動きますし、ボリュームなどの接触などがやや甘いものの、見た目も綺麗ななかなかな美品だと思います。

思い出したのをきっかけにGoogleで検索してみると、たくさん売り出されたりしていますが、程度があまりよくないものでも2万円とか、ジャンク品でも5000円とかで販売されていて、ちょっと驚いてしまいました。

まだまだ、ICF-2001Dを使っている人がいると思うと少し嬉しくなりました。

令和3年7月13日

遊佐未森さんの「ⅠStill See」を聞いて

先日、ご紹介しましたが、令和3年6月23日に、遊佐未森さんが「潮騒」をリリースしました。

この何日か移動中の車で聞いていましたが、あらためて良い曲が揃っていると感じています。

そんな粒ぞろいの曲の中で、今のところ一番気に入っているのが、4曲目の「ⅠStill See」になります。

メロディー、歌詞、声、歌い方、色々と好きではあるんですが、歌詞に「上水の小径」「茜色の武蔵野の空に」といったワードが出てくることで、個人的には懐かしい思い出がよみがえります。

遊佐未森さんは国立音楽大学出身ですが、その近くには玉川上水があります。

私は一時期、社会人になってから東京に住んでいたことがあり、玉川上水駅も使っていましたし、休みの日には自転車で玉川上水の緑道を走っていたりしました。

この曲を聴くと、当時の情景が浮かびますし、一緒に学んだり遊んだりした仲間のことを思い出します。

残念なことなのですが、当時の友人の中には、もう会えなくなった人が数人います。

この曲を聴いて、もう会えない友人達にも、また会えるような気がしました。

当時はあまり感じていませんでしたが、あの頃、きっと楽しかったんだと思います。

また、明日からも友人達に恥ずかしく無いように生きていきたいと思いました。

令和3年7月6日

夏草の線路

前回、遊佐未森さんのニューアルバム「潮騒」について書きましたが、その流れで遊佐未森さんについて書いてみたいと思います。

出会いは高校生の頃になります。そのころはCDラジカセが普及してきて、帰宅で簡単に音楽が聴けるようになりました。まだまだビデオカセットも全盛期で、CDレンタルやビデオレンタルが人気でした。

音楽番組も人気で、毎日のように放送される中、同級生などは人気のミュージシャンを見つけてはCDを買ったり借りたりして、友達に紹介したりといったことが日常でした。

私はあまりテレビを見ない学生でしたが、その代わり、ラジオを聴くのが好きで、特定の番組にはハガキを投稿したりしていました。

そうしたある日、ラジオから流れてきた音楽に、高校生の私は心を奪われました。

遊佐未森さんの「夏草の線路」です。今でも大好きな一曲です。

幼いころ、線路の近くで育ったからでしょうか。夏の暑い日の線路が出てくるこの曲は妙に既視感があり、目を閉じて聞くと、幼いころに遊んだ場所の近くにあった踏切や友達の顔が浮かんできました。

恐らく、当時の友達は私のことは忘れているでしょうし、一生、出会うことは無いかもしれません。それでも、線路や踏切、そこを走る電車を見た時に、当時のことを思い出してくれるかもしれません。

歌詞にも出てきますが、どこまでも続く線路のように、遠い昔の記憶や友達との思い出は、夏の雑草に埋もれてしまっていたとしても無くならず、これからも続いていくような気がします。

私はこの曲を聴いて、そんな思いを持ちましたが、当時の友達も線路を見たりして、同じ気持ちになっているかも知れません。

線路は町と町とを繋ぐだけではなく、人と人とも繋いでいる。

そう思うと日常生活で線路や踏切を見かけたり、仕事や旅行で電車に乗ることが、何か特別な出来事なような気がして少しだけ楽しくなるような気がします。

令和3年7月5日

遊佐未森さんのニューアルバム「潮騒」を聞いて

令和3年6月23日に、遊佐未森さんが5年振りとなるアルバム「潮騒」をリリースしました。

オンラインのインストアイベントに参加するため、CDを入手したのが7月1日になりましたが、ようやく手に取って聴くことができました。

CDの説明には「巧まずして美しい”ネオクラシック”をテーマに掲げ・・・」と書いてありましたが、説明の通りクラシック調の曲もあれば、遊佐未森さん独特の透明感のある曲もあれば、昭和歌謡のような曲もありと、盛りだくさんの内容で、5年ぶり、そして新型コロナ禍でライブに行けない状況下で、期待通り、いや、期待以上の作品でした。いつもながら良い音楽をありがとうござます。

明日からも頑張れそうな気がします。

ちなみに、遊佐未森さんですが、高校性の頃にラジオから流れてた曲を聴いて以来のファンで、30年ほど聞いていることになります。高校生の頃から今に至るまで、同じミュージシャンの曲を聴き続けることができるのは幸せだと思います。

気が向いたら今回のアルバムのことや遊佐未森さんのことを書いてみたいと思います。

令和3年7月4日

イサキの季節

そろそろ梅雨入りしそうな状況となっています。

明日からは当分、雨になりそうな天気予報となっています。

梅雨時になると、私が思い出すのは「らっきょう」「青梅」になります。スーパーマーケットで青果を担当していた時、梅雨時になるとたくさん仕入れて、販売していたことを思い出します。

この時期にスーパーマーケットの青果売場に行くとらっきょうの香りがするので、「ああ梅雨が来たな・・・」と季節を感じたりします。

梅雨時が旬の食べ物と言えば思い出すのは魚の「イサキ」です。イサキは初夏が産卵時期になるので、梅雨時のイサキは良く肥えて美味しくなります。産卵のため岸にも寄ってくるので、この時期は釣りの対象魚としても人気が高い魚です。

この時期のイサキは「梅雨イサキ」と言われますが、魚料理の美味しいお店に行くと旬の魚として提供されているので、ついつい注文してしまいます。梅雨時はスーパーマーケットの鮮魚売場でもお求めやすい価格で販売されていると思います。

旬の食べ物は「味が良い」「たくさんとれる」などの理由があるわけですから、意図的に旬に合った食べ物をチョイスして、旬を楽しむのはおススメです。スーパーマーケットなどであれば、POPで「梅雨イサキ」の説明をするとお客様の関心も高くなって、売上にも貢献しそうです。

ちなみに、イサキですが、和歌山県では「カジヤコロシ」と呼ぶそうです。漢字にすれば「鍛冶屋殺し」になるので、なかなか物騒な名前ですが、イサキの骨が喉に引っかかって鍛冶屋さんが命を落とした話があるそうです。

このようにイサキは骨が固い魚ですから、食べる時には注意して旬を楽しんでいただけたらと思います。

令和3年5月17日

広島の穴場スポット

私の事務所は広島市西区の横川という町にあります。JR横川駅はJR広島駅の二つ西側の駅になりますが、そこそこ賑やかな町で、多くの飲食店があります。

事務所から東に向かうと「本川」という川があるのですが、そこに架かる三篠橋を渡ると「白島」「基町」という町があります。私は事務所で仕事をしている時、三篠橋を渡ってそちらのエリアに食事に行くことがあります。

基町には高層アパート群があり、戦後の様々な経緯があって、比較的、外国人の方も多く住まれています。外からはあまり見えないのですが、中には昭和の香りがするショッピングセンターがあり、中華料理店が数件あります。

外国人の方が経営されているお店もあるようで、中華料理は美味しく、価格もリーズナブルです。お客様も外国の方が多いですが、店員さんは親切で居心地も悪くはありません。

広島に住んでいる方でも知らない人、行ったことの無い人が多いようですが、広島の隠れた穴場スポットだと思います。ミニ中華街と言ったら言い過ぎですが、新型コロナウイルスで海外にも、大都市の中華街にも行けない状況ですから、貴重な飲食スポットだと思います。

 

令和3年5月12日

 

 

多肉植物の寄せ植え

多肉植物の寄せ植えが流行っています。

小売店などでも「寄せ植え教室」が開催される
ことが増えていますので、寄せ植えの手順を
ご紹介します。

①

まず、寄せ植えに使用する多肉植物の株を
集めます。合わせて寄せ植えに使用する
鉢と土を準備します。
後で掃除が簡単になるように新聞を
広げてスペースを作ると良いでしょう。

②

多肉植物の株を取り出し、土を落とします。

③

少し残っている程度でOKです。
土を落としたらトレーなどに並べると
その後の作業がし易くなります。

④

寄せ植えを行う土ですが、
今回は水はけの良い、
ヤシガラでできた土を使いました。
フカフカなので多肉植物の
寄せ植えに最適です。

⑤

根から土を落とし、寄せ植えをする
鉢と土とが準備できたら、株を
1つづつ植えていきます。

ヤシガラの土が柔らかいので、
土を掘って植えるのでは無く、
上から少し押し込むイメージで
植えると良いでしょう。
初めはグラグラして不安定
な感じがしますが、たくさん
植えていくと安定します。

⑥

また、初めに全体のレイアウトを
考えて、端から並べていくと良いでしょう。
鉢にアクセント柄があれば、
それを正面として、奥側に
大きな株、手前に小さな株を
配置するとバランス良くなります。

⑦

ひと通り植え付けたら、
今後はミズゴケで株を固定します。

⑧

多肉植物と鉢の隙間や、
株と株との間にミズゴケを
ピンセットで押し込んでいくと
しっかりと固定されて
動かなくなります。

⑨

見栄えを良くしたい場合、
仕上げとしてヤシガラの繊維を
使う方法もあります。

⑩

ミズゴケと同様に、
ヤシガラの繊維を隙間に
押し込んだら、多肉植物の
寄せ植えの完成です。

寄せ植えした直後は
3日ほど水やりをしない
のがコツです。

その後の水やりについては、
季節や種類、環境で差が
でてきますが、水をやりすぎ
ないことに注意し、
とは言っても、葉がシオレる前には
水をやるように気をつけましょう。
週に一回程度の水やりが目安でしょうか。

育てる場所としては、適度に日が当たる、
風通しの良い場所で育てましょう。